2021年06月24日

「滝風イオンメディック」のアップドラフトに景表法措置命令。ウイルス除去、空間除菌、疾病予防効果に優良誤認

消費者庁は6月17日、健康機器等の製造販売事業者(株)アップドラフト(仙台市)に対し、同社が販売する空気清浄機の表示について、景品表示法違反の措置命令を行いました。

消費者庁及び公正取引委員会事務総局東北事務所の調査による事案です。

同社は、商品のカタログや自社ブログに、商品によって発生するマイナスイオンの作用によるウイルス除去効果、空間除菌効果、各種疾病改善効果を表示していましたが、優良誤認表示とみなされました。

今回の違反も不実証広告規制(※)を用いた処分となっており、表示の裏付けとなる「合理的な根拠」が認められませんでした。また、一部の表示には、「商品の体感、効果には個人差がございます。」と打消し表示をしていましたが、打消し効果は認められませんでした。

アップドラフトは、不適切表示を修正し「製品の性能には全く問題がなく、製品リコールの命令もないので安心して使用できる」として、返金対応は行っていません。

違反概要と、措置命令に対する同社の対応について確認します。

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2021年06月23日

続く除菌剤の景表法措置命令。サプリメント・ワールド、新型ウイルス除去、空間除菌、消臭効果に優良誤認

消費者庁は6月15日、食品の販売及び輸出入事業者(株)サプリメント・ワールド(東京都世田谷区)に対し、同社が販売する除菌剤3商品の表示について、景品表示法違反(優良誤認)の措置命令を行いました。

同社は、3商品の容器ラベルやパッケージ、リーフレットなどに、商品に含有される成分(二酸化塩素等)による新型ウイルスを除去する効果、空間除菌効果を表示し、自動車販売店などで販売していました。

今回の違反もいずれも不実証広告規制(※)を用いた処分となっており、表示の裏付けとなる「合理的な根拠」が認められませんでした。また、一部の商品の表示には、「※閉鎖試験による試験結果です。全てのウイルスや菌、カビや害虫に効果があるわけではありません。ご使用環境や季節により成分の広がりや使用期間は異なります。」と打消し表示をしていましたが、打消し効果は認められませんでした。

なお、サプリメント・ワールドは、処分を前に不当表示を認める謝罪広告を日刊新聞紙2紙に掲載しており、再発防止策を講じることと同様の違反表示を行わないことのみ命じています。

違反概要と、過去の空間除菌剤に対する措置命令事案について確認します。

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2021年06月18日

「消費者庁公認」を謳った首下げ型の空間除菌製品。ドラッグストアチェーンのププレひまわりの店頭POP広告に景表法措置命令

「首下げ型の空間除菌製品」に対する景品表示法の措置命令です。

6月11日、消費者庁はドラッグストアチェーンを運営する(株)ププレひまわり(広島県福山市)に対し、同社が販売していた「首下げ型の空間除菌製品」の店頭POPの表示に、景品表示法違反の措置命令を行いました。
消費者庁及び公正取引委員会事務総局近畿中国四国事務所四国支所の調査による事案です。

今回の違反も優良誤認で、身の回りの空間のウイルスを除去・除菌できる効果表示に対して不実証広告規制(※)を用いた処分となっており、表示の裏付けとなる「合理的な根拠」が認められませんでした。
また、その効果が消費者庁公認であるかのような虚偽表示も指摘されています。

今回、処分の対象となったのは商品のメーカーの表示ではなく、販売事業者の店頭POP表示でした。両者の表示の違いを比較しながら、誤認表示について確認してみます。



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