今回の措置命令事案は、看板表示のわかりにくい税抜き価格表示に対する有利誤認表示です。
消費者庁は12月16日に、福岡県の石油製品販売会社(有)菊池商事(糸島市)と(株)プレイズ(福岡市)のガソリンスタンドの看板のガソリン等の価格表示に対し、景品表示法の措置命令を行いました。
消費者庁及び公正取引委員会事務総局九州事務所の調査による事案です。
2社は共にガソリンや軽油の価格を消費税抜きで表示しており、「税別」の表示はありましたが文字が小さいため、表示価格が税込み価格という認識を打ち消すものとは認められず、有利誤認表示とみなされました。
わかりにくい税抜き価格表示に対する措置命令は初めてとなります。
処分の概要と、消費税法の「総額表示」ルール、打消し表示についての景品表示法上留意すべきポイントを確認してみましょう。
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菊池商事とプレイズ、ガソリンスタンド看板の税込と誤認させる表示に景表法措置命令 (消費者庁 2021年12月16日)
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