2017年07月19日

10歳代後半の4割、20歳代の3割が、SNSを商品・サービス選定の情報入手先に(平成29年版 消費者白書)

消費行動の多様化が進む中、ターゲットユーザーがアクセスしている媒体や、ユーザーの購入意思決定に影響を及ぼす情報はどのように変化しているのでしょうか。

消費者庁が6月9日に公表した「平成29年版 消費者白書」(※)から、消費者の購買行動に関する意識や情報入手、口コミの影響度等のデータをピックアップしてご紹介します。

●商品やサービスを選ぶ際の消費者としての行動や意識
●商品やサービスを選ぶときの知識・情報入手先
●性別・年齢層別SNS利用頻度 ●SNSで見た情報がきっかけで商品の購入又はサービスの利用をした経験
●レビューによる購入決定の経験
●商品やサービスを検討するときにクチコミを参考にする

●慎重な消費行動、店舗や事業者に対して信頼性を重視
自らの消費行動について「当てはまる」(「かなり当てはまる」+「ある程度当てはまる」。)と回答した割合でみた。
「実際に現物を見て商品を確認してから購入する」(66.9%)や「同じ店舗・事業者を利用することが多い」(65.7%)が、それぞれ6割を超えた。
次いで、「買う前に機能・品質・価格等を十分に調べる」(58.4%)、「多少高くても品質の良いものを選ぶ」(55.5%)がそれぞれ5割を超えている。
消費者が店舗や事業者に対して信頼性を重視し、商品やサービスに対して慎重な傾向が読み取れます。
消費行動 (H28年度 消費者白書).png

●10歳代後半の4割、20歳代の3割が、SNSを商品・サービス選定の情報入手先に
商品やサービスを選ぶときの情報入手先について、全体平均での上位項目は「「家族、友人、知人からの情報」(52.4%)、「インターネットサイト」(47.7%)、「チラシ・パンフレット」(44.6%)、「販売員の説明」(41.1%)の順となっている。「SNS」は8.1%となった。
年代別に見ると、大きな違いがみられる。
「家族、友人、知人からの情報」は全年代で50〜60%、「販売員の説明」は20歳代から60歳代で40%台となっており年代間の差は小さい。
「インターネットサイト」は20歳代(80.9%)と30歳代(80.0%)で8割、10歳代後半(66.4%)と40歳代(67.9%)と7割近くに上っている反面、50歳代(52.6%)、60歳代(26.4%)、70歳代(9.6%)と、年代が上がるに従い急低下している。
「チラシ・パンフレット」は60歳代(54.7%)、70歳代(52.3%)、50歳代(49.1%)が5割程度となっているが、若い年代になるほど低い。
「新聞・雑誌等の広告」は30歳代以下では1割に満たないが、60歳代(26.4%)、70歳代(34.7%)、80歳代(36.0%)と年代が高い層ほど高い。
「SNS」は40歳代以上では1割に満たないが、10歳代後半(40.9%)、20歳代(32.6%)で他の年齢層と比べ多い。
家族、友人、知人、販売員といった人的情報源についての割合は、比較的年齢層の違いは見られませんでした。
一方、インターネットやSNSは若年層に、新聞・雑誌の記事や広告は高年齢層に多くなっています。

商品選択情報 (H28年度 消費者白書).png

●若年層の女性は、SNS上の友達や事業者公式アカウント情報を商品購入のきっかけにする傾向高い
SNS利用頻度について性別・年齢層別にみると、「毎日利用している」と回答した割合が10歳代後半(72.7%)、20歳代前半(69.4%)と高く、10歳代後半の女性は約8割が毎日利用している。
性別では30歳代までは女性が男性を上回っている。
また、「SNSで情報を見たことがきっかけで商品購入・サービス利用をした」経験については、「友達がアップやシェアをした情報」を見て購入した経験を持つ割合は10歳代後半と20歳代では3割、特に10代後半の女性は約37%と他の年代より高い。「芸能人や有名人がアップやシェアをした情報」を見て購入した経験を持つ割合は10歳代後半と20歳代で2割、10代後半の女性は約27%と他の年代より高い。
「お店やメーカーの公式アカウントがアップやシェアをした情報」を見て商品の購入した経験を持つ割合は、10歳代後半約32%、20歳代後半約22%で、特に各年代の女性は約35%、約30%と他の年代より高い。
若年層の特に女性は、商品購入やサービス利用にあたり、SNS上の友達や芸能人、有名人、事業者の公式アカウントのから得る情報やつながりをきっかけにていることが分かります。
SNS利用 (H28年度 消費者白書).png
商品選択情報_SNS (H28年度 消費者白書).png

●商品・サービス検討時にクチコミを参考にする傾向、20歳代で7割、50歳代でも5割
インターネット上のレビューを参考にする人のうち、商品の購入を決定したことがある人は、20歳代から50歳代において約9割に上る。さらに、決定経験が5回以上の人が20歳代、30歳代で約5割、40歳代、50歳代で約4割となっている。
また、オンラインとオフラインを問わず、「商品やサービスを検討するときにクチコミを参考にする」とした回答の割合は、20歳代(71.4%)、30歳代(69.6%)、40歳代(59.6%)10歳代後半(57.8%)となっている。
若い年代ほどクチコミを参考にする傾向は高く、さらに、ネット上のレビューを参考にする人にとってはレビューの内容が購入の意思決定に大きな影響を及ぼしていることが分かります。
商品選択情報_クチコミ (H28年度 消費者白書).png


(※)
平成29年版 消費者白書
http://www.caa.go.jp/adjustments/index_15.html

≪関連記事≫
・「クーリング・オフ制度」の認知度9割。「特定適格消費者団体」の認知度は13%(平成28年度 消費者意識基本調査)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/451794374.html

・消費生活における意識、トラブル経験、宅配の受取(平成27年度 消費者意識基本調査)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/421646548.html

・事業者の「苦情や要望に対する対応」へシビアな目を持つシニア層(平成26年度 消費者意識基本調査)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/421646548.html

・通販媒体別利用理由、ネット通販は「利便性」「品ぞろえ」「安さ」、カタログは「慣れ」、TVは「詳細な説明」(平成25年度 消費者意識基本調査)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/403215173.html

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