同社が2010年から6年半に及んだ「全品送料無料化」を終了したことは、消費者にとっても通販事業者にとっても大きなインパクトを与えていることでしょう。
その事業戦略の分析は、その筋の専門家にお任せするとして、フィデスが気になるのは消費者の受け止め方です。
消費者にとって、もともと店舗購入では発生しない「送料」を通販で払うことに抵抗があり、アマゾンの施策のせいで「ネット販売は送料無料が当たり前」という認識が定着してしまいました。
企業努力での送料無料は、消費者にとって嬉しいものです。
また、送料無料であれば、少額のものでも欲しい時に都度都度注文できて便利かもしれません。しかし、そのために梱包材が過剰に発生したり、配送に要する労働力やCO2排出量の増加にもつながります。
消費者も、正しいコストや環境への負荷に対する認識が必要です。
そういう意味では、送料無料の条件に1回あたりの購入総額を設ける「あわせ買い」システムは良い施策だと思います。
ブログでも紹介していますが、東京都が平成27年に実施した「都民の消費生活に関する意識調査」によると、「商品購入による環境への影響」を意識する人は37.3%で、年代別では、最も意識が高いのが70代以上で52.0%、最も低いのは20代で27.8%と、年代が高いほど意識する割合が高くなっているというデータとなっています。
今後は若い年代にも、消費者教育等で環境にやさしい消費行動について意識を高めていってほしいと思います。
◆Amazon 配送料について
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=642982
◆アマゾン、全品送料無料中止の理由。ヨドバシカメラなど他社の動向は?
(平成28年4月20日 ネットショップ担当者フォーラム)
https://netshop.impress.co.jp/node/2861
《参考記事》
・宅配の再配達、約7割が時間指定せず、約7割が自ら通販購入した商品
(国土交通省 平成27年8月25日 )
http://blog.fides-cd.co.jp/article/426254737.html
・宅配便配達の走行距離の内25%は再配達。労働時間で年間約1.8億時間相当
(国土交通省 平成27年8月25日 )
http://blog.fides-cd.co.jp/article/426280855.html
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◆顧客サービス評価
ネットショップサイトの「顧客対応満足度」「購入(利用)満足度」
について、専門家(消費生活アドバイザー)と消費者の視点の両面
から評価します。
顧客サービス評価
http://www.fides-cd.co.jp/category/ser01/
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