東京都では、2009年以降に発生した抱っこひもの転落事故117件のうち、入院を要する重症事例が27件あったことを踏まえ、抱っこひもの使用時における乳幼児転落事故防止に関するメーカーや販売事業者、関連団体などに向けた安全対策の提言をまとめました。
国内の抱っこひもの年間販売数量は80〜100万個で、半数は欧米を中心とした海外製品となっています。
【主な重症事例】
・かがみになった時に、児が滑るように頭からコンクリートに落下
(4 ヶ月児、外傷性くも膜下出血)
・ 留め具をはずした時に、横からすり抜けてフローリング床に落下
(1 ヶ月児、前頭骨骨折)
都の実施した1歳から3歳の子供のいる抱っこひも等の使用経験者(約1000人)に対する商品の使用実態によると、消費者の購買行動として、くちコミサイトで商品情報を収集するなどネットを活用する傾向が見られ、ネット通販の利用も4 割となっています。
ネット販売での購入が多いことを踏まえ、通販・ネット販売事業者に事故の危険性や安全対策の周知などで協力を求めています。
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「抱っこひも等の安全対策」を報告
(東京都 平成26年12月25日)
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/kyougikai/h26/press/houkoku.html
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●購入場所は「赤ちゃん用品専門店」46%、「ネット通販利用」38.3%
●選択参考情報は「友人・知人などの話」33.1%「店頭展示商品」30.7%「インターネットの口コミサイト」23.4%
●選択優先項目は「(子供の)安定性」53.5%、「(保護者の)体への負担の小ささ」53.4%が多く、「SG マークの有無」は 2%
●「装着方法」は取扱説明書だけではわかりにくく、11.6%が動画や販売員等の説明で補っている
提言では、消費者の安全意識の向上として、消費者が抱っこひもの使い方の指導や安全対策の啓発を販売事業者にも要望しています。
●メーカーが推奨する商品の装着方法や具体的な事故の可能性について、取扱説明書や動画等でわかりやすく情報提供、注意喚起を行う
●SNS 等を有効活用するなど、インターネットの口コミ情報を多く利用している層に対して、的確に情報が届く取組を行う
●出産前や出産直後に情報が行き届くよう、意識啓発や対策周知に取り組む
●注意喚起は、保護者だけでなく、家族や友人等を含めた幅広い層に対して、繰返し行う
大切なお客様を事故から守るために、通販サイトでも注意喚起の表示を行ったり、積極的な情報提供が求められています。
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