この監視は平成21年度から実施されており、インターネット通販サイトの広告・表示について年間を通し継続的に調査しています。
景品表示法に違反するおそれのある不当表示の修正・削除等を、通販事業者に対し改善指導等を行っています。
●不当表示件数は443件で前回より11%減、指導事業者数は375事業者で9%増
改善指導件数が今回は443件(375事業者)で、前回に比べて指導件数は約11%減、事業者数は約9%増となりました。
表示内容の内訳では、「過大な景品類の提供」が6件、新たに発生しています。
【インターネット広告監視結果(件数)】

※複数の内容に違反する広告・表示があるため、内訳は指導件数の合計とは、一致しない。
【不当表示例と特徴】
健康食品、化粧品、除菌・消臭剤:
表示例:著しい体質改善効果をうたうサプリメントの広告
「症状を緩和しながら花粉に強い体質にチェンジ!!」等
⇒当該効能効果について合理的な根拠を確認せずに表示。(優良誤認のおそれ)
美容関連サービス、外国語教室:
表示例:期間限定で適用される割引であると思わせるサービスの広告
「今だけの期間限定!今月末まで」等
⇒割引キャンペーンについて、月をまたいで継続して実施(有利誤認のおそれ)
有料老人ホーム:
表示例:施設の介護職員等が充実している旨をうたう広告
「24時間看護師常駐」等
⇒介護職員等について表示する場合に必要な表示事項がなかった。
具体的な指導対象広告は、以下のような内容です。

※2回クリックすると拡大します。
【景品例と特徴】
総付景品:
景品例:化粧品販売の際に、新規購入者にもれなく景品をプレゼント
⇒総付景品の限度額(取引価格の20%)を超えた景品を提供していた。
具体的な指導対象広告は、以下のような内容です。

※2回クリックすると拡大します。
(※1)平成25年度インターネット広告・表示(24,000件)の監視結果(東京都)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2014/07/20o71300.htm
≪関連記事≫
平成24年度インターネット広告監視結果(東京都)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/369971428.html
平成23年度インターネット広告監視結果(東京都)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/277235521.html
平成22年度インターネット広告2万件の監視結果(東京都)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/210857509.html
平成21年度インターネット広告監視結果(東京都)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/154328998.html
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