しかし、作業中の刈刃による事故や飛散物により目に障害を負うなどの事故が多発しています。（※）
国民生活センターでは事故の未然防止を図るために、事故事例の再現テストや表示の調査を行い、情報提供しています。
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刈払機（草刈機）の使い方に注意（国民生活センター 2013年7月4日）
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20130704_1.html
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表示に関して、調査結果を踏まえ次のように業界へ要望しています。
≪調査結果≫
１）本体の表示について
テスト対象全銘柄の本体に警告表示が貼付されていたが、①図記号と文章で表示されているもの、②文章のみで表示されているものなど表示方法や表示内容に違いがあった。
２）取扱説明書の表示について
テスト対象銘柄の全ての取扱説明書に、保護具の必要性やキックバックなどについての注意事項の記載がありましたが、文章のみでなくイラストでも表示されているものなど表示方法には違いがあった。
業界への要望
●初めての使用者でも自分に適した刈払機、刈刃を選択できるよう、販売の際には、用途や使用場所の目安を示す。
●使用者が作業前後などの点検を含めた正しい使い方や作業に伴う危険性をより理解できるよう、使い方や注意をわかりやすくまとめた動画を添付するなどの啓発を行う。
国セン調査では次のように刈払機の種類とその特徴をまとめています。商品選択情報として、通販サイトに掲載する参考となりそうです。
（1）刈払機のハンドルの種類
両手ハンドル（Ｕハンドル）：
両手で左右から支えることにより、刈払機の位置が安定するので平地での作業に適している。
ループハンドル：主に狭い場所を刈るのに適している。
ツーグリップ：主に傾斜地での作業に適している。
（2）刈払機の動力の種類
刈払機の動力にはガソリンエンジン式と電気モーター式の2 種類があり、それぞれ下表のような特徴がある。
[報告書本文] 刈払機（草刈機）の使い方に注意－指の切断や目に障害を負う事故も
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20130704_1.pdf
（※）
PIO-NET（パイオネット：全国消費生活情報ネットワーク・システム）には、2008～2012年度の約5年間に刈払機を含む芝刈り機の安全・衛生や品質・機能、役務品質に関する相談が160件、そのうち、危害情報が11件、危険情報が23件。
医療機関ネットワークには、2010年12月～2013年3月までに刈払機を含む芝刈り機による事故情報が34件報告されている。
≪事故事例≫
（医療機関ネットワークに寄せられた事故情報より）
【事例1】刈払機にて作業中、竹にあたった刃が跳ねて、右足を受傷した。親指の裂傷と開放骨折で入院となった。（2011 年6 月発生、50 歳代、男性）
【事例2】刈払機で草刈り中に誤って、左足の中指と薬指を切り、中指は切創、薬指は切断となった。（2012 年8 月発生、70 歳代、女性）
【事例3】草刈り中に、電動刈払機に軍手が絡まり、そのまま巻き込まれ、左手の人さし指を切断した。（2011 年10 月発生、70 歳代、男性）
《参考記事》
・「誤使用・不注意」による製品事故から、大切なお客様を守ろう！
http://blog.fides-cd.co.jp/article/145970869.html
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