2013年07月10日

中小事業者にも取り組んで欲しい「製品安全に関する流通事業者向けガイド」 (経済産業省)

経済産業省では、7月1日、「製品安全に関する流通事業者向けガイド」と、ガイドの解説を公表しました。(※)

製品安全関連法令等の遵守に加え、流通事業者が製品安全に自主的に取り組むべき事項について整理されています。
大手事業者だけでなく中堅・中小事業者も対象とした内容となっていますので、ぜひ、積極的に取り組んでいただきたいと思います。

概要をご紹介します。

●対象とする製品
消費生活用製品の新規完成品

●流通事業者の範囲・消費生活用製品を日本国内で消費者に直接販売している小売事業者
・当該製品を取り扱う卸売事業者
・大手事業者及び中堅・中小事業者

●ガイド及びガイドの解説の概要と体系
ISO10377「製品安全ガイドライン」1及びISO10393「製品リコールガイドライン」に準拠。
ガイドは、「安全原則」と「共通指針」からなり、ガイドの解説は、ガイドの実務的な「解説」と「例示」、流通事業者が実施している具体的な「取組事例」を記載。製品安全ガイド体系図.jpg

※2回クリックすると拡大します。

安全原則:
全ての流通事業者が製品の安全を確保する上で認識すべき「基本方針(製品安全における流通事業者の社会的責任)」と、それを実現するための「行動原則」を示す。

共通指針:
「安全原則」を実現するために必要な具体的な製品安全の取組を、業務フローのプロセスごとに示す。

ナショナルブランド・ローカルブランド・プライベートブランドといった、製品特性に応じて異なる、流通事業者と製品の供給者(製造事業者・輸入事業者・製造委託事業者等)との製品安全に関する責任範囲や、流通事業者が取り組むべき事項も記載。

ガイドの「安全原則」と「共通指針」以外に、「個別指針」として、各業界団体がそれぞれの業界の特色を踏まえた上で、業界としての製品安全の取組を業界の個別指針として策定し、流通事業者の取組を支援すること。
また、流通事業者は、販売形態・取扱製品の種類、事業規模、ビジネスモデルなどの特性を勘案し、ガイドの安全原則を踏まえた上で、共通指針の中から自社の製品安全の確保に必要な取組を取捨選択・追加して、自社の個別指針を策定することが望まれるとしています。

(※)
製品安全に関する流通事業者向けガイド(2013年7月1日 経済産業省) 
http://www.meti.go.jp/product_safety/producer/ryutsuguidehandbook.pdf
ガイドの解説
http://www.meti.go.jp/product_safety/producer/ryutsuguidehandbookkaisetsu.pdf

≪参考サイト≫
製品安全対策優良企業表彰(経済産業省)
http://www.ps-award.jp/

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