昨年11月の（株）リアル、（株）ビューティーサイエンス、今年３月の（株）リソウ、そして先月の（株）クリスタルジャポン（株）コアクエストに続き、不実証広告規制(※)を用いた措置命令が続いています！
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株式会社コジマ身長伸ばしセンターに対する景品表示法に基づく措置命令について
(消費者庁 平成24年7月10日)
http://www.caa.go.jp/representation/pdf/120710premiums_1.pdf
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同社は、消費者庁に景品表示法概観される前の平成19年2月にも、公正取引委員会から同様の表示について排除命令(消費者庁に移管されてからは措置命令)を受けていました。
当時は、新聞折り込みチラシの表示が対象でした。
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株式会社コジマ身長伸ばしセンターに対する排除命令について
（公正取引委員会 平成19年2月22日）
http://www.pref.miyagi.jp/syoubun/syohi/announce/ke%20070222.pdf
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「身長伸ばし」とか「美顔矯正」という文言を見ると、薬事法違反？と思ってしまいがちですが、身体の組織機能の増強増進に関連する表現でも、役務は薬事法規制対象ではありません。
薬事法は
①医薬品，医薬部外品，化粧品，医療機器
②身体への効能等を標榜した健康食品，雑貨等
のみに適用されます。
それに対して、景品表示法，不正競争防止法は、全ての商品・役務（サービス）を対象にしています。
今回の「コジマ身長伸ばしセンター」は「整体」という役務提供に関する広告ですので、景表法での措置となっています。
エステサロンなどの施術も同様です。
ただし、そこで販売される化粧品や、美容関連器具の広告表現は、薬事法の規制対象となりますので注意が必要です。
(※)
不実証広告規制（４条２項）
消費者庁長官は、商品・サービスの内容（効果、性能）に関する表示についての優良誤認表示に該当するか否かを判断する必要がある場合に、期間を定めて、事業者に表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めることができる。
⇒ 事業者が資料を提出しない場合又は提出された資料が表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものと認められない場合は、当該表示は不当表示とみなされる。
≪関連記事≫
・抗シワ効果化粧品の景品表示法違反。小売事業者だけでなく、卸売業者も処分対象に （消費者庁:平成24年6月）
http://blog.fides-cd.co.jp/article/278538472.html
・景品表示法不実証広告規制。（株）リソウ 美容効果を標ぼうする化粧品の表示に措置命令（消費者庁:平成24年3月8日）
http://blog.fides-cd.co.jp/article/256606470.html
・痩身効果を標ぼうする商品の販売業者２社に対する景品表示法に基づく措置命令について（消費者庁:平成23年11月25日）
http://blog.fides-cd.co.jp/article/237453866.html
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