3月23日、アマゾンでは、利用者が製品レビューを投稿する際に、「Amazon 認証購入者」マークを設定できる機能を実装、提供を開始したと報じられていました。
「Amazon 認証購入者」とは?
http://www.amazon.co.jp/gp/community-help/amazon-verified-purchase
この取り組みについて、アマゾンでは、「製品レビューの質および関連度を判断するもう一歩進んだ手段を提供するもの」と説明しています。
実際、このような取り組みがどの程度ユーザーに影響を与えられそうか、「ステルスマーケティングに関する意識調査」(※)から、考えてみました。
●口コミ利用の多いサイトが最も高いのは、1位価格com、2位楽天、3位アマゾン
口コミ利用の多いサイトを男女別に見てみると、以下のとおり。
「価格.com」男性:77.1% 女性:56.6%
「楽天市場のレビュー」男性:49.0% 女性:64.2%
「amazonのカスタマーレビュー」男性:49.0% 女性:46.8%
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●食べログ報道の前後で、女性は口コミに対する好意的な認識が83%→56.3%と26.7ポイントダウン!
同報道前後の認識の変化として、全体では「有意義な情報が多く、とても重宝している」は12.5%から4.2%へ、「多少の選別が必要になるものの、比較的使える情報がある」は62.8%から51.3%へ減少。
男女では、より女性のほうに影響が大きかったことが読み取れる。
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●ステマの今後については、意見が分かれる
最多意見となったのは「もともとユーザーが情報選別すべきで、誰かが規制すべきでない」で38.5%。続いて「プロモーションに携わる企業や団体が一体となってガイドラインを示すべき」が23.0%、「政府が法規制を敷くべき」が15.5%となっている。
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口コミの影響力が高まる中、ステマがユーザーに支持されないことは明らかな結果が出ています。
ステマに関するルールを、ユーザー、業界、行政、いずれが主導で示していくかは意見が分かれるところですが、少なくともユーザーが判断できるような情報提供は不可欠といえるでしょう。
「Amazon 認証購入者」マークについては、マークが付いていない場合でも、レビュアーがその商品を使っていないことを意味するわけではありません。
ですが、口コミ利用の多いアマゾンにおいて、実際に商品を購入したユーザーのレビューであることを保証できるのですから、レビューの信頼性を高めるための企業努力を感じられます。
(※)
ステルスマーケティングに関する意識調査(株式会社PR TIMES)
http://prtimes.co.jp/
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
調査期間:2012年2月17日〜27日
調査対象者:
・10〜50代の一般男女500名(10代〜50代男性各50人、女性各50人)
・広告関係者200名(男性153人、女性47人)
・2ちゃんねらー(匿名掲示板サイト「2ちゃんねる」に継続投稿するユーザー)100名(男性60人、女性40人)の計800名
次回のCS情報局の更新は、3月28日(水)です。
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2012年03月26日
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