●ラジウム温泉と同等になるとうたった浴用岩石と岩塩[2012年2月2日:公表]
消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト。
《テスト結果》
テストの結果、試料溶液(風呂水)のラドン濃度は、温泉法で定めるラドンの基準を大きく下回るものだった。
また、商品説明書には大部分にわたってラドン温泉等の効能効果が記載されており、商品にそのような効能効果があると誤認させる可能性が高いため、薬事法に抵触するおそれあり。
《解決内容》
依頼センターのあっせんにより、販売者から相談者に代金全額が返金。
併せて販売が中止され、商品の販売サイトも削除された。
●水でぬらすだけで冷感が得られることをうたったタオル
−湿疹・かぶれの原因となることも−[2012年2月8日:更新][2012年1月19日:公表]
《背景》
2011年に入り、「冷感タオル」を使用して「湿疹がでた」や「赤く腫れた」等の苦情相談が複数件寄せられ、その内、3件について調べたところ、いずれの商品からも重篤なアレルギー性の接触皮膚炎を起こすとの報告がある「イソチアゾリノン系」の防腐剤が検出された。
《テスト結果》
・8銘柄中7銘柄からイソチアゾリノン系の防腐剤が検出された。
・全ての銘柄で開封後の初回使用時には水もしくはぬるま湯で洗うように記載があったが、防腐剤の名称や皮膚炎に関する注意表示が記載されていた銘柄はなかった。
《事業者への要望》
(1)商品に使用している防腐剤について、その名称と用途を明記する
(2)商品を開封後初めて使用する際には、防腐剤を除くために必ずよく洗うように注意表示をする。また、使用している防腐剤でアレルギー性接触皮膚炎を起こす場合があることを必ず明記する
重篤なアレルギー性接触皮膚炎を起こす可能性のあるイソチアゾリノン系のような防腐剤は、医薬部外品や化粧品ではその名称明記が規定されていますが、タオルのような雑貨品への使用に関する規定はありませんでした。
しかし、過去に家庭用品による重大製品事故の原因と考えられる物質として厚生労働省から注意喚起がなされた成分も使用されていたことから、使用している防腐剤については、その名称と用途を明記するようにしましょう。
また、防腐剤について「人体に無害」や「化粧品などで使われている成分」など、防腐剤が安全であることを誤解させるような表示は控えましょう。
「茶のしずく」問題のような被害を引き起こさないためにも、十分注意したいものです。
次回のCS情報局の更新は、2月13日(月)です。
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