2011年09月05日

オプトイン規制がより具体的に。「特定電子メールの送信等に関するガイドライン」改正

平成20年11月に策定された「特定電子メールの送信等に関するガイドライン」の改正が、8月31日に公表されました。
オプトイン規制における広告・宣伝メールの送信同意の取得方法や、送信解除の受付方法について、より具体的な事例が追加され、画面例を交えて分かりやすく解説されています。

ガイドラインの主な改正点は、以下のとおりです。

(1)「関連サイト(姉妹サイト)から広告・宣伝メールが送信される」旨の表記は不適切
オプトイン規制における同意取得の際、「関連サイト」「姉妹サイト」という表記では、同意通知の相手方を特定できないことから、適切な同意取得とはいえないとしています。

(2)最終確認画面等において、利用者に対して、広告・宣伝メールの送信について同意した状態となっていることを表示する
利用者が、広告・宣伝メールの送信がされる旨の記載を見落として、誤って同意することを防ぐため、最終確認画面等において、送信同意した状態となっていることを表示することを推奨しています。

推奨表示例:
最終確認画面等において、利用者のメールアドレスのすぐ下に記載したり、背景が白色の場合には赤字で示すなどの目立つような表示。

(3) メールアドレス等の変更時にもダブルオプトイン*を推奨
なりすましによる同意の防止の観点から、同意取得時だけでなく、メールアドレス等を変更する際にもダブルオプトインを実施して、受信者に対する変更の確認をすることを推奨しています。

*ダブルオプトインとは
通知等されたメールアドレスに対し、広告・宣伝内容を含まない確認の電子メールを送付し、当該電子メールに対して返信等の受信者本人の操作があって初めて、その後の特定電子メールについての同意を確定すること。

(4) デフォルトオンを採用する際は、チェックボックスを利用者が通常容易に認識できるように設置する

《不適切表示例》
・チェックボックス表示させなくても、次の画面に遷移することが可能な画面構成
・利用者の入力や閲覧が必要のない事項などが長く記載され、チェックボックスがその下部に設置されていて利用者が一覧できないような表示

上記は、最後までスクロールしないと、利用者はデフォルトオンのチェックボックスに気づかないため、不適切。

・利用者がチェックを外して次の画面に進んだにもかかわらず、「戻る」ボタン等で前の画面に戻ると、チェックボックスに再度チェックがされている状態に戻ってしまうシステム

上記は、送信に同意する旨のチェックボックスに再度チェックがされている状態であることを、利用者が認識できずに手続を完了してしまい、有効な同意の意思表示とはいえない。

《推奨表示例》
・「チェックボックスのチェックを外さない場合には送信に同意したこととなる」旨の記載や、チェックの外し方に関する記載を、わかりやすく表示する
・チェックボックスが複数ある場合には、一括で全てのチェックを外す機能を施す

(5) 簡便なオプトアウト方法として、受信者固有のURLを割り当てたオプトアウト画面を設置する
広告・宣伝メール本文に記載された受信者固有のオプトアウト用URLをクリックすることで、ID・パスワードを入力することなく、オプトアウト画面が表示され、容易にオプトアウトができるようにすることを推奨しています。

オプトイン規制に関する基本的な考え方は変わりませんが、事業者の理解をより促進するための情報提供がなされています。
ぜひ、一度、自社の表記やシステムを再確認してみましょう。

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特定電子メールの送信等に関するガイドラインの改正の公表及び改正案に対する意見募集の結果
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_01000045.html

特定電子メールの送信等に関するガイドライン(平成23年8月)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000127185.pdf

特定電子メールの送信等に関するガイドライン改正新旧対照表
http://www.soumu.go.jp/main_content/000127186.pdf
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≪参考記事≫
必ず押えておきたい広告メール送信の5つのルール 
http://blog.fides-cd.co.jp/article/132751529.html

広告メール送信承諾のWEBサイト表示ポイント
http://blog.fides-cd.co.jp/article/133358037.html

5分でできる「広告メールの記載事項チェック」
http://blog.fides-cd.co.jp/article/133444837.html

次回のCS情報局の更新は、9月7日(水)です。

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