当然といえるでしょう。
しかし、安全性を保証し確認する手段としての、表示に関する各種法規制や認証制度の理
解度については、どのような実態なのでしょうか。
(株)データ・マックスが4月に実施した調査結果(※1)によると、消費者は健康食品・サ
プリメントを購入する際に「安全性」や「品質」などを重視する一方、その安全性に関連
がある「食品衛生法による表示の制限」や「薬事法による効能効果などの広告禁止」など
への理解度は低いという結果がでています。
消費者が健康食品・サプリメントを購入する際に重視したこと(複数回答 N=160)
「価格」「安全性」が圧倒的に重視されるポイントである反面、「体感した効果」は約6割弱
の評価に留まっています。
表示・認証制度の認知度 (N=160)
各種法規制の認知度は、最も高い薬事法についても3割弱となっています。
日本健康食品規格協会が定める「GMP認証」や(財)日本健康・栄養食品協会が取り組む
「安全性第三者認証制度」については5%に届きません。
「消費者は安全性や品質を気にしていると言いながら、安全性を保証し確認する手段とし
ての、表示規制や認証制度について無知である。」
それならコンプライアンスなど無意味である、と思われますか?
表示規制の考え方は、商品の効能効果や優位性について消費者の視点において誤認を起こ
すことを規制しています。消費者がその規制を知る、知らないに関わらず、適正な表示に
よる正しい商品情報を提供することが求められています。
また、業界団体や事業者として、認証制度を積極的に分かりやすく消費者に訴求していく
ことが、「安全・安心」を伝えることにつながるでしょう。
(※1)健康食品・サプリメント消費者向けアンケート調査
((株)データ・マックス 2011年4月8日発表)
http://www.data-max.co.jp/2011/04/post_14442.html
・調査期間:2011年4月5日〜7日
・調査対象:健康に関心があり、サプリメントを自分で購入して摂取したことがある
40〜70歳までの男女(サンプル数160)
・ 調査方法:インターネット調査
≪過去記事≫
健康食品・サプリメントの品質・安全性の認証制度「ハイクオリティ認証」
http://blog.fides-cd.co.jp/article/157607724.html
健康食品安全性自主点検認証制度
http://blog.fides-cd.co.jp/article/157939913.html
健康食品 JHFAマーク
http://blog.fides-cd.co.jp/article/158441515.html
次回のCS情報局の更新は、4月15日(金)です。
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