2010年07月30日

「健康食品安全性自主点検認証制度」始まる。

先日、このブログで健康食品の第三者認証制度として、一般社団法人日本健康食品・サプ
リメント情報センターの「ハイクオリティ認証制度(※1)」をご紹介しました。
今回は、今年の7月21日より申請の受付けを開始した、健康食品認証制度協議会の「健康
食品安全性自主点検認証制度」について、「ハイクオリティ認証制度」との違いも含めてご
紹介します。
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健康食品の安全性自主点検の認証登録受け付け開始
http://www.jhnfa.org/
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「健康食品安全性自主点検認証制度」とは、健康食品について、事業者の実施する原材料
や製品の安全性の自主点検が、認証機関(※2)の定める認証基準に沿って適切に実施され
たことを、第三者の認証機関が確認するものです。
製品等の絶対的安全性や有用性を保証するものではありません。
健康食品安全性自主点検認証.bmp
この制度が、「自主点検」について認証している背景には、事業者は自社の製品に対して、
常に、自主的に、自らの責任で安全性を確保し続けなければならないという考え方がある
ようです。

認証登録を取得した商品には、「安全性自主点検認証登録コード番号」(「原材料」)、「安全
性自主点検  認証登録マーク」(「製品」)を表示することができます。また、認証機関の
HPに、認証を受けた「原材料」、「製品」はその商品名が、会社名と共に掲載されます。

「ハイクオリティ認証制度」「健康食品安全性自主点検認証制度」は、いずれも健康食品の
安全性に関する認証制度ではあります。ですが、前者が製品自体の安全性に関する認証で
あるのに対し、後者は安全性に関する自主点検が、適切に行われた製品であることを認証
するものです。

また、この「健康食品安全性自主点検認証制度」の認証機関である(財)日本健康・栄養
食品協会では、健康食品に対する認定制度として「JHFAマーク」も行っています。こちら
については、また次の機会にご紹介します。

第三者認証制度は、製品の安全性を確保し、消費者の商品選択に役立つものであって欲し
いのですが、似たような主旨のマークが複数あると、かえって消費者を混乱させるのでは、
と危惧してしまいます。


(※1)健康食品・サプリメントの品質・安全性の認証制度「ハイクオリティ認証」説明会
(8月3日)

http://blog.fides-cd.co.jp/article/157607724.html

(※2)認証機関
現在の認証機関は、財団法人日本健康・栄養食品協会のみ。
今年の7月21日より申請の受け付けを開始。

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