2010年02月02日

相談事例に学ぶポイントサービス運用の注意点

通販業界でも、顧客の囲い込みや販売促進などの目的から導入が進んでいるポイントシス
テム。しかし運用のまずさから、かえって顧客満足を落とすことのないように、注意が必要
です。
国民生活センターから、「ポイントサービス」に関する相談事例が公表されています。
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国民生活センター 相談トピックス ポイントサービス
http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/point.html
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相談事例からは、ポイントサービス運用時に特に注意すべき点が見えてきます。
事例を参考に、自社の対応を確認しておきましょう。

【ポイントサービス運用で注意したい点】

●利用条件は分かりやすく、加入後いつでも確認できるように
(相談事例)
マイレージを使って航空券に変えてもらうサービスに申し込んだ。行き先変更をしたら
2人で300ドルのペナルティという。

利用条件が利用者にきちんと把握・理解されていなかったことが原因です。
利用条件は、加入時だけなく、ポイント取得時や利用時など必要に応じて確認できるよう、
ショップサイトの認識しやすい場所に常に表示しておきましょう。
また、利用条件の内容を利用者がきちんと理解できるよう、簡潔で分かりやすい表現を
心がけます。
「よくある質問」などの活用も有効です。

●ポイント終了時は十分な期間をおいた事前告知を
(相談事例)
・大型玩具店のスタンプカードが有効期限内に廃止になった。有効期限内なので、使用で
きるか、ポイント移行できるようにしてほしい。
・衣料品メーカーのポイントカードを使っていたが、久しぶりに店舗に行ったらもう扱っ
ていないといわれた。無期限と書いてあり不満。

ポイントサービス終了が、利用者に伝わっていなかったことが原因です。
ポイントサービスの終了は、利用者の利益を損なう可能性がありますので、終了の際は、
利用者に配慮し、十分な期間をおいて事前に告知を行いましょう。
仮に、利用規約に「発行企業の都合で、いつでも、事前通知なくポイントサービスを廃止
でき、その責任を一切負わない」と規定している場合でも、事前告知を行うよう心掛けま
しょう。
また、現時点では終了させるつもりはなくても、事前対策として「ポイントサービス終了
の際の対応」について利用規約に明記しておくとよいでしょう。

トラブルを未然に防ぐためには、利用者に対し、如何に利用条件や規約を適切に伝える
かが重要です。
ネット通販でポイントサービスを運用する際の情報提供方法や注意点については、以下の
記事を、ご参考ください。
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・ポイントプログラム活用の3つのポイント
http://blog.fides-cd.co.jp/archives/20091201-1.html

・ポイントプログラム「付与条件」の表示方法と注意点
http://blog.fides-cd.co.jp/archives/20091202-1.html

・ポイントプログラム「利用条件」の表示方法と注意点
http://blog.fides-cd.co.jp/archives/20091203-1.html

・ポイントプログラム「利用条件の変更」などの表示方法と注意点
http://blog.fides-cd.co.jp/archives/20091204-1.html

・ポイントプログラム「トラブルへの対応」の表示方法と注意点
http://blog.fides-cd.co.jp/archives/20091207-1.html
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posted by Fides at 10:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 顧客サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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