明記する項目の具体的な記載事項、表示の際の注意点などについて解説します。
今回は「利用条件」についてです。
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●利用条件
利用条件は分かりやすく、加入後いつでも確認できるように
利用条件の記載は、消費者が利用条件をきちんと理解できるよう、簡潔で分か
りやすい表現を心がけましょう。「よくある質問」などの活用も有効です。
また、利用条件は、加入時だけなく、ポイントを貯めていく時や実際にポイン
ト利用する時にも確認したいものです。消費者が必要に応じて、確認できるよ
う、ショップサイトの認識しやすい場所に常に表示しておきましょう。
「最低利用量」や「有効期限」の表示
・最低利用量
ショップサイトのポイントプログラムの利用案内・規約などに表記します。
・保有ポイントとその有効期限
基本的な「有効期限」の条件は、「最低利用量」と同様、ショップサイトのポイ
ントプログラムの利用案内・規約などに表記します。
個別の獲得・保有ポイントの「有効期限」については、商品購入画面(商品購
入時にポイントが付与される場合)や、会員画面に表示させるようにしましょう。
さらに、メールマガジンやEメール、ダイレクトメールなど、消費者と定期的
に連絡を行っている場合は、それに併せてお知らせすると親切です。
対象商品や購入時期によって「有効期限」が異なる場合
商品紹介ページに対象商品や時期を特定して、ポイント付与率・付与量と併せ
て「有効期限」を具体的に表示しましょう。その際は、通常とは異なる旨も記
載します。
個別の会員画面や商品購入画面でも、有効期限が異なる獲得・保有ポイントは、
通常のポイントと分別して記載します。
著しく短い有効期間は要注意!
ポイントの有効期間が著しく短いなど、一方的に消費者の利益を損なうような
条件は、消費者契約法(10条)「消費者の利益を一方的に害する条項の無効」
に抵触し、無効となる場合がありますので注意しましょう。
返品やキャンセルの際、付与ポイントの返還を条件とする場合
返品時のポイント返還条件を、予め利用条件や返品に関する記載に明記してお
きましょう。
※国民生活センターへの消費者相談事例より
店頭で商品を購入したが、不良品だったので返品することにした。返品にあたり、現金は
返金するが、その時についたポイントは返すよう言われた。ポイントを使ってしまってカ
ードにポイントが残っていない場合は、1 点1 円で付与ポイント相当額を支払うように言
われた。自分はその時についたポイントは使ってしまったので、現金で差し引かれて返金
するとのことであった。ポイントは有効期間を過ぎると失効するのに、ポイントをそのま
ま現金に換算されるのはおかしいのではないか。
他社ポイントプログラムと提携している場合
他社提携ポイントプログラムとのポイント交換は、消費者と発行企業との関係
が複雑になるため、消費者トラブルのリスクを高める可能性があります。
導入の際は、ポイント交換の相手方の発行企業が健全な財務基盤を持っている
かどうか、消費者保護のための適正な措置をとっているかどうか、を十分に吟
味しましょう。
また、ポイント交換は、通常のポイント利用と比べ、交換制限や交換手数料の
発生など複雑な制度になっていることが多いようです。「交換の条件」や「ポイ
ント交換に要する期間」など、分かりやすく表示をすることを心掛けましょう。
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次回は、「利用条件の変更」「ポイントの譲渡」「ポイントプログラム終了時の対
応」についてです。
(※)
「企業ポイントに関するガイドライン」ご存知ですか?
http://blog.fides-cd.co.jp/article/134369323.html
ポイントプログラム活用の3つのポイント
http://blog.fides-cd.co.jp/article/134524961.html
ポイントプログラム「付与条件」の表示方法と注意点
http://blog.fides-cd.co.jp/article/134525522.html
【参考】
経済産業省 企業ポイントに関する消費者保護のあり方(ガイドライン)
http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g81112b04j.pdf
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