2024年09月06日

ジェイコムウエストのガス料金の料金比較に景表法措置命令。料金設定の違いに注意(消費者庁:2024年8月6日)

8月6日、消費者庁は(株)ジェイコムウエストのガス料金コースの料金表示に対し、景品表示法(有利誤認)の措置命令を行いました。
不当表示は、毎月のガス使用量が16㎥を超える場合のジェイコムウエストのガス料金が、大阪ガスの「一般料金」より低額であるかのような表示しながら、実際には、月のガス使用量の多寡にかかわらず、ガス料金は大阪ガス一般料金より高くなるものでした。

有利誤認となった理由は、原料価格が高騰していた時期となる、2022年9月から2023
年2月までの間、上限設定がないジェイコムウエストの原料費調整額が、上限設定のある大阪ガスの原料費調整額を上回っていたことによるものです。

上限設定の有無といった料金設定の違いを明らかに表示せずに価格比較を行うことは、本件のような有利誤認表示となるリスクがあります。
十分に注意が必要です。

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2024年09月04日

中古車販売、旧ビッグモーターの「修復歴なし」の優良誤認表示。事業承継会社のWECARSに景表法措置命令(消費者庁 2024年7月24日)

7月24日、消費者庁は中古自動車販売事業者(株)WECARS(ウィーカーズ)に対し、中古自動車情報サイト及び(株)ビッグモーターの自社ウェブサイトにおいて行った表示に、景品表示法違反(優良誤認)の措置命令を行いました。
違反内容はこれまで同様、「修復歴」の表示での優良誤認の措置命令となっています。

本件の違反行為者は、中古車販売大手・旧ビッグモーターが2024年5月1日に商号変更した(株)BALMとなっており、ビッグモーターから吸収分割により全事業を引き継いだ新会社WECARSが措置命令の対象事業者となっています。

中古自動車の「修復歴」や「走行距離数」などの不当表示は、2014年〜15年にかけて処分が多発しました。近年、処分件数は減っていましたが、2021年の12月に3社に対して立て続けの処分がなされています。
ビッグモーターを巡っては、2023年7月に発覚した保険金の不正請求問題があり、その余波とも考えられますが、約2年半ぶりの処分となり、今後も引き続き注意が必要です。


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