2024年01月15日

2023年度では1件目となる空間除菌製品の景表法措置命令。共立電器産業、フォレストウェル(消費者庁 2023年12月22日)

2023年度では初めてとなる空間除菌関連商品に対する景品表示法措置命令が出されました。

12月21日と22日、消費者庁は、空気清浄機の製造、販売事業者共立電器産業(株)(東京都大田区)と(株)フォレストウェル(神奈川県横浜市)の2社が提供する空気清浄効果等の表示に不実証広告規制による優良誤認の措置命令を行いました。

2022年には差し止め訴訟にまで発展し最終的に敗訴となった、大幸薬品(株)の空間除菌関連商品「クレベリン」の処分事案がありましたが、しばらく処分は出されていませんでした。

処分の概要と、空間除菌関連商品の菌・ウイルス除去効果の合理的根拠について確認します。


【Fides 広告コンプライアンス・CX改善】ブログ
・2023年度では1件目となる空間除菌製品の景表法措置命令。共立電器産業、フォレストウェル(消費者庁 2023年12月22日)

------------------------------------------------------------
fidesロゴ2.jpg  ネットショップの信頼性をカタチにします
  ECコミュニケーションデザイン フィデス
         http://www.fides-cd.co.jp

        *このサイトのご利用に際して
------------------------------------------------------------
posted by Fides at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 法改正・違反情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月12日

「ダークパターン」に打つ手なし?デジタル社会での「消費者法制」の抜本的見直しに向けて

インターネットで何か購入検討しているときに、「残りの在庫が何個」とか、「『●人が閲覧中』や『●人が購入済み』とか、「割引特典の有効期限のカウントダウン」などの表示をよく目にします。
更には、「今、このページが表示された人に限り85%引きです」、「このページを閉じてしまうと、もう二度と開くことはできません。あなたは、85%の利益を失うことになります」などの表示が現れて、かなり心理的に動揺してしまうこともあります。
これらは、いわゆる「ダークパターン」と呼ばれる手法です。

ダークパターンとは、一般的に、消費者が気付かない間に不利な判断・意思決定をしてしまうよう誘導する仕組みのウェブデザインなどを指すとされています。

「令和4年度消費者意識基本調査」によると、このような表示を目にしたり、経験したりした人の割合は、約9割にも上り、実際に商品・サービスの予約や購入、会員登録等につながったり、困ったりした人の割合は5割となっています。

ダークパターンは、消費者の捉え方に依るところもあり、ダークパターンかどうかの基準を明確に設けるのが難しいことなどから、現状の法規制だけではすべてに対応することが難しい状況です。しかし、行政としても、既存の枠組みに捉われない「消費者法制」の抜本見直しに向けた検討に着手し始めました。

ということで、ダークパターンの類型と利用者がどのような不利益をこうむるのか、行政の取り組みについて整理しました。


【Fides 広告コンプライアンス・CX改善】ブログ
・「ダークパターン」に打つ手なし?デジタル社会での「消費者法制」の抜本的見直しに向けて

------------------------------------------------------------
fidesロゴ2.jpg  ネットショップの信頼性をカタチにします
  ECコミュニケーションデザイン フィデス
         http://www.fides-cd.co.jp

        *このサイトのご利用に際して
------------------------------------------------------------
posted by Fides at 09:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 法改正・違反情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月11日

効果的な施策はポイントやクーポン。ターゲティング広告には警戒。ダークパターンも要注意(令和4年度 消費者意識基本調査)

インターネットでの商品・サービスの予約や購入が浸透する中、様々なデジタルマーケティングが展開されています。消費者庁の「令和4年度 消費者意識基本調査」によると、消費者に支持されている施策はポイント付与やクーポンで、他方、ターゲティング広告に対しては警戒心を持っていることが分かりました。
また、9割の人がダークパターンを目にし、5割の人が購入に誘引されているというデータが示されました。

消費者の意識や行動、トラブル経験を理解することは、事業者にとってマーケティング活動や顧客体験(CX)向上の指針を得ることにつながります。

「令和4年度消費者意識基本調査」より、インターネットやSNSの利用での意識や経験に関する項目をピックアップしてご紹介します。


【Fides 広告コンプライアンス・CX改善】ブログ
・効果的な施策はポイントやクーポン。ターゲティング広告には警戒。ダークパターンも要注意(令和4年度 消費者意識基本調査)

------------------------------------------------------------
fidesロゴ2.jpg  ネットショップの信頼性をカタチにします
  ECコミュニケーションデザイン フィデス
         http://www.fides-cd.co.jp

        *このサイトのご利用に際して
------------------------------------------------------------
posted by Fides at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 顧客サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする