2020年12月11日

フォルスコリー、オウレン、プエラリア、ブラックコホシュ、健康被害防止対策強化へ。食品衛生法、食品表示法改正

2019年度は、これまで以上に健康食品、化粧品の健康被害が多く発生しました。
特に、健康食品については、前回の記事でもご紹介したように、国民生活センターに寄せられた健康被害情報件数が年間3,900件超となり、前年度(2位、1,800件)から2,111件、117%の大幅増加となっています。

このような状況を踏まえて、平成30年6月13日に公布された食品衛生法の改正では、注意を要する指定成分を含有する食品による“健康被害情報の届出”と、容器包装への義務表示事項に指定成分に関する表示が追加され、令和2年6月1日に施行されました。
また、食品リコール情報の報告制度や、アレルギーや消費期限の誤表示などの食品表示法違反による食品リコールの届出の義務付けが、令和3年6月に予定されています。

今回は、食品による健康被害防止やリコール対応に関連する法改正のポイントを確認します。

続きを読む
posted by Fides at 18:36| Comment(0) | 法改正・違反情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月09日

国センに寄せられた健康被害情報28%増。「健康食品」「化粧品」が大幅増加(PIO-NETにみる2019年度の危害・危険情報)

今回は、PIO-NETにより収集した全国の消費生活に関する相談情報より、商品・役務・設備に関連して、身体にけが、病気等の疾病(危害)を受けた「危害・危険情報」についてご紹介します。
2019年度の「危害情報」件数は14,032件で、前年度より3,038件増加し、対前年度比27.6%増となりました。これは、「危害情報」の上位商品・役務である「健康食品」が2,111件、「化粧品」が1,048件、それぞれ大きく増加したことによるものです。

●「危害・危険」の相談件数、対前年度比19.2%増加
「危害・危険情報」は16,406件で、対前年度比でみると19.2%増となった(2018年度:13,763件)。
「危害情報」は14,032件、対前年度比でみると27.6%増(2018年度:10,994件)。
相談は常時10,000件以上寄せられている。2019年度は過去5年間で最多となった。
「危険情報」は2,374件、対前年度比でみると14.3%減(2018年度:2,769件)
PIO-NET危害・危険相談件数(2019年度).png

(注 1)
PIO-NET (パイオネット:全国消費生活情報ネットワークシステム)とは、国民生活センターと全国の消費生活センター等をオンラインネットワークで結び、消費生活に関する相談情報を蓄積しているデータベース。
(注 2)「危害・危険情報」とは、商品・役務・設備に関連して、身体にけが、病気等の疾病(危害)を受けたという情報(「危害情報」)と、危害を受けたわけではないが、そのおそれがある情報(「危険情報」)をあわせたもの。データは、2018 年 5 月末日までの登録分。消費生活センター等からの経由相談を除いている。


続きを読む
posted by Fides at 18:15| Comment(0) | コピー&運営法律チェック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月05日

健康食品の使用経験は6割、きっかけは「不足している栄養を補給」「健康維持」が各2割 (東京都 令和元年度「都民の健康と医療に関する実態と意識調査」)

前回の記事では、都民の健康づくりの状況として、栄養バランスの良い食生活や食生活・生活習慣の改善意欲、運動の実行度に関するデータをご紹介しました。

健康志向と言われて久しい時代ですが、自分の健康状態を「よい」と感じている人、食生活・生活習慣の改善意欲に関心がある人は8割と高い割合となっていました。
一方で、3食バランスの良い食事をとっている人の割合は2割に満たず、推奨される運動の実行に関しても、「生活運動」で36%、「運動」で30%程度に留まりました。

必ずしも不健康だと感じていなくても、日常生活において健康的な生活習慣を送れていないことが危機感となって、食生活・生活習慣の改善意欲につながっているのかもしれません。

そのような消費者心理は健康食品利用にも関連がありそうです。

前回に引き続き、東京都が令和元年度に実施した「都民の健康と医療に関する実態と意識」調査(※)から、今回は、健康食品のイメージ、使用実態や購入先、健康被害など健康食品の使用状況等に関するデータを紹介します。

調査項目(一部抜粋)
 健康食品の使用状況
 健康食品のイメージ
 健康食品の使用実態と使用のきっかけ
 健康食品の購入先
 健康食品の使用に関する医師・薬剤師等への申告
 健康食品の使用による体の不調の有無とその症状、医療機関の受診の有無

続きを読む
posted by Fides at 18:48| Comment(0) | 調査・統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする