2020年05月09日

機能性表示食品 届出表示のエビデンスの妥当性 「客観的評価機関」としての公正競争規約に期待

先日の記事では、機能性表示食品とトクホの広告審査について取り上げました。

・機能性表示食品広告44件中12件に違反の恐れあり。届出表示のエビデンスの妥当性確認は今後の課題 (日健栄協 第2回機能性表示食品広告審査会)

・トクホ広告46件の広告中3件に違反の恐れ。広告自主基準を改定(許可表示、アンケート・モニター結果、データの取り扱い等) (日健栄協 第11回 特定保健用食品広告審査会)

「いわゆる健康食品」と異なり、食品の機能性の表示が認められるトクホと機能性表示食品ですが、それぞれ、許可表示や届出表示の範囲を超える広告表現は不適正とみなされます。

更に問題となってくるのは、機能性表示食品における、届出表示のエビデンスの妥当性です。
機能性表示食品の広告では、いくら届出表示の範囲内で広告表現を行っていたとしても、そもそも届出表示のエビデンスに合理性がなければ、不適切な表示となってしまいます。

表示が認められる機能性について、トクホは国による許可制であるのに対して、機能性表示食品は事業者責任に基づく届出制であるため、届出表示のエビデンスの妥当性を確保することが求められます。

この、届出表示のエビデンスの「客観的評価機関」として、業界自主ルールである機能性表示食品の公正競争規約への期待が高まっています。

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2020年05月08日

トクホ広告46件の広告中3件に違反の恐れ。広告自主基準を改定(許可表示、アンケート・モニター結果、データの取り扱い等) (日健栄協 第11回 特定保健用食品広告審査会)

1991 年(平成 3 年)に発足した特定保健用食品制度。
2020年3月末現在で1074品目が許可・承認され、市場規模は6493億円(2019年度)となっています。

・2019年度トクホ市場規模6432億円、前年度比微増。食物繊維関連大幅増加

公益財団法人 日本健康・栄養食品協会では、2013年度より〈トクホ〉の広告表現の適正化と向上を図ることを目的として「特定保健用食品広告審査会」を過去10回開催しています。
今回、2020年 1月に実施された第11回審査会の審査結果概要を紹介します。

審査した13社27商品46件の広告中3件で、法令や同協会の適正広告自主基準などへの適合性に疑問があると判定しました。
第10回審査会(2019年7月実施)では、審査広告20社36商品96件の広告中7件が「問題あり」でしたが、今回は審査件数が減少したものの不適合件数割合は微減しました。(第11回6.5%、第10回7.3%)

また、同協会では、第 6−10 回の審査で確認された課題(許可表示、アンケート・モニター 結果及びデータの取扱い)について検討し、「『特定保健用食品』適正広告自主基準の改定を行っています。

審査結果を確認します。

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2020年05月07日

2019年度トクホ市場規模6432億円、前年度比微増。食物繊維関連大幅増加

1991 年(平成 3 年)の発足から28年となる特定保健用食品制度。
公益財団法人 日本健康・栄養食品協会では、特定保健用食品の市場規模調査を実施しています。(※)
1997 年から2013 年度までは隔年実施でしたが、2014年度からは毎年実施しています。

2019年度のトクホ市場は6493億円、品目総数は1074で、前年度から微増し、ほぼ横ばいとなっています。
保健の用途別では「食物繊維」「骨・ミネラル」「中性脂肪・体脂肪」「歯・肌」が伸びています。
一方、減少したのは、「コレステロール」「血糖値」「オリゴ糖」です。

2019年度の調査結果を見てみましょう。

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posted by Fides at 11:49| Comment(0) | 調査・統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする