2019年11月18日

乳酸菌のインフルエンザ予防効果を暗示するテレビCM。気になる消費者庁の判断

11月も半ばを過ぎ、そろそろ本格的な冬に向けて風邪やインフルエンザ対策が気になり始めるころですね。
そんな中、乳酸菌食品の広告が活発です。

特に目に留まったのは、11月に入ってオンエアされている大手食品メーカーM社の「〇〇(会社名)のこの乳酸菌」CMです!
目にされた方もいらっしゃることと思いますが、キャストに薬師丸ひろ子と賀来賢人を起用し、「『〇〇のこの乳酸菌』を含む食品により唾液の免疫力向上が新たに発見され、インフルエンザに有効なデータが確認できた」と明言しています。

前回の記事で、11月1日に出された健康食品「ブロリコ」に対する措置命令で、大手企業においても利用されている、健康食品の成分の研究コンテンツにより効能効果を啓発する広告手法が見直されるのでは、とお話ししたところでした。

しかし、このテレビCMが堂々とオンエアされているところを見る限り、事業者は全く意に介することなく広告展開を進めていると考えられます。

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2019年11月15日

医薬部外品の平成30年の生産金額は9996億8500万円。対前年比5.1%(薬事工業生産動態統計)

厚生労働省が発表している「薬事工業生産動態統計」年報より、ネット通販でも取り扱いの多い医薬部外品・医療機器の生産金額の動向を取り上げてみます。
(残念ながら化粧品は対象外です)

今回紹介するのは、医薬部外品の薬効分類別生産金額です。
医薬部外品の平成30年の生産金額は9996億8500万円で、29年の9512億3300万円から5.1%と過去5年間で最高の伸び率となりました。

【医薬部外品薬効分類別生産金額】
医薬部外品薬効分類別生産金額H.30.png
医薬部外品薬効分類別生産金額表H.30.png

(注)薬効分類の順位は、平成30年の生産金額の順による。平成30年は、上位10位項目に「コンタクトレンズ洗浄剤」が入り、「整腸薬」が外れており、平成29年以前の「その他」の金額比較はできない。

医薬部外品薬効分類別では、薬用化粧品が4318億1500万円、毛髪用剤が1459億8700万円、薬用歯みがき剤1560億8600万円となっています。
対前年比で見ると、大きく伸びたのは、薬用化粧品(2.3%から13.7%)、薬用歯みがき剤(−3.6%から10.4%)、コンタクトレンズ洗浄剤(−6.1%ら7.2%)となっています。
プラスからマイナスに転じたのは、防虫剤(22.9%から−14.8%)、浴用剤(18.0%から−17.3%)、腋臭防止剤(6.6%から−15.9%)、外皮消毒剤(10.7%から−1.0%)となりました。
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2019年11月12日

トクホ広告96件の広告中7件に違反の恐れ。トクホ表示の公正競争規約検討進む (日健栄協 第10回 特定保健用食品広告審査会)

1991 年(平成 3 年)に発足した特定保健用食品制度。
2019年7月現在で1067品目が許可・承認され、市場規模は6432億円(2018年度)となっています。

・2018年度トクホ市場規模6432億円、前年度比微減。販売経路別では通販129.7%増の376億円
http://blog.fides-cd.co.jp/article/465714785.html

公益財団法人 日本健康・栄養食品協会では、2013年度より〈トクホ〉の広告表現の適正化と向上を図ることを目的として「特定保健用食品広告審査会」を過去9回開催しています。
今回、1019 年 7月に実施された第10回審査会の審査結果概要を紹介します。

審査した20社36商品96件の広告中7件で、法令や同協会の適正広告自主基準などへの適合性に疑問があると判定しました。
第1回審査会(2013年10月実施)では審査広告216件中32.4%の70件が「問題あり」でしたが、今回は7.3%まで減少し、広告適正化が大きく進んでいると言えます。

また、同協会では「特定保健用食品の表示に関する公正競争規約」の 2020年度早々の運用開始を目指して、協議会設立準備委員会や表示連絡会などの準備が進められています。

審査結果を確認します。

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posted by Fides at 10:44| Comment(0) | 法改正・違反情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする