2018年06月20日

アフィリエイトサイトの表示も規制対象!ブレインハーツの通販サイトに景表法措置命令

6月15日、消費者庁は大阪市の健康食品、化粧品、下着等の販売業者(株)ブレインハーツに対し、食品や下着の痩身効果、石けんの美白効果、また価格に関する表示について、景品表示法違反(優良・有利誤認) の措置命令を行いました。
優良誤認は不実証広告規制(※)を用いた処分となっています。

本措置命令では、対象表示媒体に同社のウェブサイトに誘導するアフィリエイトサイトも記載されており、アフィリエイトサイトの表示も景表法の規制の対象となることが初めて明記され、注意喚起された事案となります。

同時に、合計2,229万円の課徴金を納付命令も出されています。

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株式会社ブレインハーツに対する景品表示法に基づく措置命令及び課徴金納付命令について (消費者庁 平成30年6月15日)
http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_180615_0003.pdf
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(※)
不実証広告規制(7条2項)
消費者庁長官は、商品・サービスの内容(効果、性能)に関する表示についての優良誤認表示に該当するか否かを判断する必要がある場合に、期間を定めて、事業者に表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めることができる。
⇒ 事業者が資料を提出しない場合又は提出された資料が表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものと認められない場合は、当該表示は不当表示とみなされる。

今回は措置命令内容とアフィリエイトサイトの不適切な表示の法的規制について、次回記事で、課徴金納付命令の内容について確認します。

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2018年06月19日

キリンシティの料理メニューに景表法措置命令。製造委託、仕入れ商品の誤表示に注意!

消費者庁は6月13日、キリンシティ(株)に対し、自ら運営する店舗で提供している料理のメニュー表示について、景品表示法の措置命令を行いました。

同社は製造委託していたオリジナル商品において、あたかも黒ビールを使用しているかのように表示をしていましたが、実際は使用しておらず、優良誤認表示とみなされました。

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キリンシティ株式会社に対する景品表示法に基づく措置命令について
(平成30年6月13日 消費者庁)
http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_180613_0001.pdf
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最近の措置命令では、外部に製造委託したり、仕入れ商品についての誤表示が問題となったケースが増えています。

内容を確認します。

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posted by Fides at 17:19| Comment(0) | 法改正・違反情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月11日

消費者庁が本気で調査!打消し表示は明瞭に

今回のトピックは「打消し表示への対応」について。

お感じになっていらっしゃることと思いますが、「打消し表示」に対して消費者庁が本気です!

消費者庁が昨年7月に公表した「打消し表示に関する実態調査報告書」では、全国20〜69歳の一般消費者1000名に対して「打消し表示」に対するアンケートとグループインタビューによる大々的な調査を行い、驚きました。

続いて、今年の5月16日に、スマホに特化した打消し表示の実態調査を前回同様の規模で実施、公表。

更には、先週6月7日に公表された、「広告表示に接する消費者の視線に関する実態調査報告書」では、紙・ウェブ・動画広告について、アイトラッキング(※)による実態調査まで行うという念の入れようです。
※人の眼球の動きから、どこを見ているかを計測する技術

消費者が打消し表示をどのように認識しているのかを、サンプル広告画面を用意して、定量定性の両側面からきっちり検証しています。
(アイトラッキングの技術がなかった昔であれば、想像もできませんが)
打消し表示.png
(消費者庁 「広告表示に接する消費者の視線に関する実態調査報告書」より)

景品表示法では「一般消費者が広告から受ける印象が違反基準となること」、「表示の裏付けとなる『合理的な根拠データ』が求められること」の範を示したような調査事業です。
(裏を返せば、措置命令に対して不服申し立てをしたければ、そこまでやれ!と言っているようにも受け取れます)

ただ、消費者庁のこれらの取り組みは決して事業者イジメではなく、適切な打消し表示のあり方を具体的に示したと考えられます。

時代とともに変化する広告媒体や手法ですが、変わらずにあってほしい企業の方針は、「この商品を選んでよかった」とお客様に思ってもらえるような情報提供の姿勢だと思います。


消費者庁 2018年6月7日

◆広告表示に接する消費者の視線に関する実態調査報告書(概要)http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_180607_0003.pdf

◆打消し表示に関する表示方法及び表示内容に関する留意点(実態調査報告書のまとめ)http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_180607_0004.pdf

≪関連記事≫
・TSUTAYAの措置命令で考える、「打消し表示」の景品表示法上の留意点
 http://blog.fides-cd.co.jp/article/459904851.html


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posted by Fides at 21:22| Comment(0) | 法改正・違反情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする