2020年10月08日

機能性表示食品の摂取経験34%。3年前調査より8.6ポイントアップ(令和元年度 消費者意識基本調査)

消費者庁が行った、令和元年度「消費者意識基本調査」より、前編では、日頃の消費生活での意識や行動、消費者事故・トラブルの経験、申し出行動を取り上げました。
調査結果では、4人に3人の消費者が表示確認を心掛けているということでしたが、食品の表示に関しては、どのような意識や態度が見られるでしょうか。
健康志向が高まっているとされる中、後編では、特に栄養成分表示と保健機能食品(「特定保健用食品(トクホ)」「栄養機能食品」「機能性表示食品」)について、確認します。

後編:
●栄養成分表示を見た経験の有無
●栄養成分表示の参考度
●栄養成分表示を参考にしない理由
●保健機能食品の認知度
●最近1年間の保健機能食品の摂取の有無
●「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」表示の認知度


●栄養成分表示「見たことあり」は9割以上、「参考にしない」が4割
食品の包装容器にある栄養成分表示について、「見たことがある(『見たことがあり、食生活の参考にする』+『見たことはあるが、食生活の参考にはしない』))の割合は93.9%。
そのうち「見たことがあり、食生活の参考にする」(53.1%)、「見たことはあるが、食生活の参考にはしない」(40.8%)

前回調査比(平成28年11月)では、「見たことがある」(90.6%→93.9%)が3.3ポイント増加。
「食生活の参考にする」(54.9%→53.1%)が1.8ポイント減少、「食生活の参考にはしない」(35.7%→40.8%)が5.1ポイント増加した。
栄養成分表示見た経験(R1年度 消費者意識調査).png


●食生活の参考にする栄養成分は、「エネルギー(熱量)」、「脂質」、「食塩相当量」
栄養成分表示を見たことがあり、食生活の参考にすると答えた人が、各項目について、「参考にする(『いつも参考にする』+『時々参考にする』)」の割合が高い順にみると、「エネルギー(熱量)」が最も高く85.5%、次いで「脂質」(73.3%)、「食塩相当量」(70.0%)の順。
一方、「参考にしない(『あまり参考にしない』+『全く参考にしない』)」の割合が高い順にみると、「飽和脂肪酸」が最も高く55.5%、次いで「食物繊維」(40.7%)、「たんぱく質」(40.5%)の順。

前回調査比(平成28年11月)では、「参考にする」の割合は「たんぱく質」(53.7%→58.3%)が4.6ポイント増加、「エネルギー(熱量)」(88.5%→85.5%)が3.0ポイント減少している。
栄養成分表示参考度(R1年度 消費者意識調査).png


●栄養成分表示を参考にしない理由「関心がない」が4割。「意味が理解できない」は2割
栄養成分表示を見たことはあるが、食生活の参考にはしない人の参考にしない理由について、「栄養成分そのものに関心がない」が最も高く41.3%、次いで「表示を参考にする必要がない」(28.7%)、「表示されている栄養成分の意味が理解できない」(21.9%)の順となっている。

前回調査比(平成28年11月)では、「表示されている栄養成分の意味が理解できない」(27.1%→21.9%)が5.2ポイント減少している。
栄養成分表示参考にしない(R1年度 消費者意識調査).png


●保健機能食品の認知度、トクホ36%、栄養機能食品16%、機能性表示食品13%
保健機能食品(「特定保健用食品(トクホ)」「栄養機能食品」「機能性表示食品」)について、「どのようなものか知っていた」の割合が高い順に、「特定保健用食品」(36.2%)、次いで「栄養機能食品」(15.9%)、「機能性表示食品」(12.9%)の順となっている。

前回調査比(平成28年11月)では、「特定保健用食品(トクホ)」(42.9%→36.2%)が6.7ポイント減少。「栄養機能食品」(16.6%→15.9%)が0.7ポイント減少。「機能性表示食品」(11.9%→12.9%)が1.0ポイント増加。
保健機能食品認知度(R1年度 消費者意識調査).png


●機能性表示食品の摂取経験34%。3年前調査より8.6ポイントアップ
保健機能食品のいずれかを知っていた人の、この1年間の各保健機能食品の摂取の有無について見てみる。
特定保健用食品:
「継続的に摂取している」(8.0%)、「摂取したことがある」(55.9%)
栄養機能食品:
「継続的に摂取している」(3.7%)、「摂取したことがある」(37.6%)
機能性表示食品:
「継続的に摂取している」(2.8%)、「摂取したことがある」(31.6%)

前回調査比(平成28年11月)では、「継続的に摂取している」の割合は、各食品とも横ばい。「摂取したことがある」の割合は、「栄養機能食品」(32.0%→37.6%)が5.6ポイント、「機能性表示食品」(23.3%→31.6%)が8.3ポイント、それぞれ増加している。
保健機能食品摂取有無(R1年度 消費者意識調査).png


●「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」表示の認知度は55%
保健機能食品のいずれかを知っていた人の、「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食
事のバランスを。」表示の認知度は、「表示を見たことがある」の割合は54.5%。

前回の調査結果と比較して、「表示を見たことがある」(51.1%→54.5%)が3.4ポイント増加している。
食事のバランス表示認知度(R1年度 消費者意識調査).png


容器包装の栄養成分表示を「見たことがあり、食生活の参考にする」人は53.1%という結果ですが、約4割の参考にしない人のうち、「栄養成分表示の意味が理解できない」が約2割と答えています。表示の意味が理解できるようになれば、参考にされるかもしれません。
期待される機能性表示食品の認知度や摂取は少しずつ高まっている状況ですが、正しい栄養成分の理解と食生活への活用が前提となることは言うまでもありません。



(※)
消費者意識基本調査(消費者庁 令和元年度実施)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/research_report/survey_002/
調 査 項 目
(1)「生活全般や消費生活における意識や行動」について
(2)「食品をめぐる意識や取組」について
(3)「消費者事故・トラブル」について
(4)「食品の表示」について
(5)「消費者契約」について
(6)「消費者政策への評価」について
調査対象
母集団:全国の満 15 歳以上の日本国籍を有する者
標本数:10,000 人
地点数:400 地点(389 市区町村)
抽出法:層化2段無作為抽出法
調査時期  令和元年11月7日〜11月30日
調査方法  訪問留置・訪問回収法
有効回収数(率):6,173人(61.7%)


≪関連記事≫
・消費生活での意識・行動、消費者事故・トラブルの経験、申し出行動
(令和元年度 消費者意識基本調査)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/477684920.html

・消費生活での意識・行動、消費者事故・トラブルの経験、申し出行動
(平成30年度 消費者意識基本調査)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/470907594.html

・消費生活における意識、トラブル経験、消費者契約に関する認知度
(平成28年度 消費者意識基本調査)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/451794374.html

・消費生活における意識、トラブル経験、宅配の受取
(平成27年度 消費者意識基本調査)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/421646548.html

・事業者の「苦情や要望に対する対応」へシビアな目を持つシニア層
(平成26年度 消費者意識基本調査)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/421646548.html

・通販媒体別利用理由、ネット通販は「利便性」「品ぞろえ」「安さ」、カタログは「慣れ」、TVは「詳細な説明」(平成25年度 消費者意識基本調査)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/403215173.html

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