2019年01月31日

消費者庁も注目!口コミ・インフルエンサーマーケティングの消費行動への影響(2)【インフルエンサー編】(第30回インターネット消費者取引連絡会(平成30年9月))

消費行動や購入意思決定に影響を及ぼすメディアとして、その影響力を増すSNSですが、消費者庁では、第30回インターネット消費者取引連絡会(平成30年9月19日)において「口コミサイト・インフルエンサーマーケティング」をテーマに討議しています。
その討議資料「口コミサイト・インフルエンサーマーケティングに関するアンケート結果」を中心に、前回は「口コミサイト」についての消費者の購買行動に関する意識や情報入手、影響度等のデータを取り上げました。

今回は「インフルエンサー」について取り上げます。
SNSやブログなどで多くのフォロワーを持つ「インフルエンサー」の情報発信を、消費者はどのように利用しているのでしょうか。

●お気に入りのインフルエンサー状況(30代女性)
●YouTube有力チャンネル数の推移(登録者数規模別)
●インフルエンサーによるSNSの投稿のチェック状況(年代別)
●インフルエンサーの投稿をチェックしている理由
●インフルエンサーの投稿に影響されて行動した経験
●インフルエンサーの投稿に影響されて購入した商品やサービスの満足状況(年代別)

●30代女性、お気に入りのインフルエンサーのジャンルは「ファッション」「美容」「ライフスタイル」
2018年実施の(株)サイバー・バズの30代女性を対象としたアンケートによると、フォロー総数は10~300未満が約半数。
また、お気に入りのインフルエンサーがいるのは62%で、一番お気に入りのインフルエンサーのジャンルで多いのはファッション(38%)、美容(23%)、ライフスタイル(14%)。
インスタ_フォロー状況1(消費者庁_2018.9).png
インスタ_フォロー状況2(消費者庁_2018.9).png


●1万人以上の登録者数を持つYouTubeチャンネルは毎年150%以上増加
2018年実施の(株)CA Young Labの「国内YouTuber市場動向調査」によると、国内で1万人以上の登録者数を持つYouTubeチャンネルは毎年150%以上増加し、2017年は4,063件に。うち、100万人以上の登録者数をもつチャンネルは63件。
インスタ_登録者数(消費者庁_2018.9).png


更に、2018年8月に実施された、過去1年以内にSNSの閲覧経験を有する者を対象としたアンケート調査より、インフルエンサーマーケティングの利用状況について、更に詳しく確認します。
(出典「口コミサイト・インフルエンサーマーケティングに関するアンケート調査」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株))

●3割がインフルエンサーによるSNSの投稿をチェック
チェック比率は若い年代ほど高く、20代は39.1%と50歳以上(20.2%)のほぼ倍の水準になっている。
インフルエンサ―_チェック状況(消費者庁_2018.9).png


●インフルエンサーの投稿をチェック理由「自分では得られない独自の情報を発信」が5割
インフルエンサーの投稿をチェックしている理由では、1位は「自分では得られない独自の情報を発信」(50.6%)で、特に40代では6割に上る。
次いで、「商品やサービス等について参考になる情報が得られる」(46.8%)で、特に30代の55.1%となっている。
20代では「インフルエンサー自身やインフルエンサーのスタイルに憧れているから」(39.3%)を挙げる者も多い。
インフルエンサ―_チェック理由(消費者庁_2018.9).png


●インフルエンサーの投稿で「商品やサービスの購入」54.5%
インフルエンサーの投稿をチェックしている者のうち、78.2%が投稿に影響されて何らかの行動をしている。
上記の内、「商品やサービスの購入」は54.5%が行っている。30代(63.3%)、40代(56.0%)で購入している比率が高い。
「コーディネート等の参考」は32.1%が行っている。30代(40.8%)、20代(36.1%)で高く、50歳以上(4.8%)では低くなっている。
「商品等の使い方の参考」は、31.4%が行っている。50歳以上(47.6%)で高い。
インフルエンサ―_影響(消費者庁_2018.9).png


●インフルエンサーの投稿で「商品やサービスの購入」に満足、94.1%
インフルエンサーの投稿に影響されて商品やサービスを購入した者の94.1%が、購入した商品やサービスは「満足できるものであったことが多い」としている。
インフルエンサ―_購入満足度(消費者庁_2018.9).png


若い年代を中心に影響力を高めている「インフルエンサー」は、オンライン上のカリスマ定員のような位置づけのようにも感じられます。
ファンとして支持され、単なる商品紹介にとどまらず、ライフスタイルの提案を含めて情報発信するインフルエンサーマーケティングの手法は、価値観が固まっていない特に若い世代に効果的と言えるのでしょう。

次回は「口コミサイト・インフルエンサーマーケティング」に関連する消費者トラブルと関連法令、事業者の消費者保護の取り組みについて、取り上げます。

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第30回インターネット消費者取引連絡会
平成30年9月19日(水)10時〜12時
テーマ:口コミサイト・インフルエンサーマーケティング
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/policy_coordination/internet_committee/#m30
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≪関連記事≫
・10歳代後半の4割、20歳代の3割が、SNSを商品・サービス選定の情報入手先に(平成29年版 消費者白書)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/451943820.html

・商品キュレーションサービスの買い物支援インフルエンサー制度
http://blog.fides-cd.co.jp/article/438929822.html

・インスタグラムにセルフサーブ型広告提供開始!“衣”・“食”分野の影響力に期待
http://blog.fides-cd.co.jp/article/427515479.html

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posted by Fides at 10:26| Comment(0) | 調査・統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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