2016年07月14日

消費者の認知度、食品ロスは8割、機能性表示食品1割(平成27年度 消費者意識基本調査)

前回の記事では、「平成27年度消費者意識基本調査」より、日頃の消費生活における意識、トラブル経験、宅配の受取について紹介しました。調査結果より、今回は食品ロス問題、栄養成分表示、保健機能食品に関する意識や取り組みを取り上げます。

平成27年4月施行の食品表示法で義務化された栄養成分表示や、保健機能食品の認知度について聴取し、消費者政策の企画立案にいかす姿勢がうかがえます。

●食品ロス問題の認知度
●食品ロス軽減のために取り組んでいること
●栄養成分表示を見た経験の有無
●栄養成分表示の参考の有無
●栄養成分表示の参考度
●保健機能食品の認知度
●最近半年間の保健機能食品の摂取の有無

●食品ロスの認知度は約8割で大幅上昇。
「食品ロス」という問題について、「知っていた」の割合が77.8%(「よく知っていた」23.8%+「ある程度知っていた」54.0%)、「知らなかった」の割合が21.8%(「あまり知らなかった」15.1%+「ほとんど・全く知らなかった」6.6%)となっている。
前回の調査結果と比較してみると、「知っていた」(68.6%→77.8%)の割合が上昇し、「知らない」(31.0%→21.8%)の割合が低下している。
食品ロス_認知度(H27年度 消費者意識調査).png

●「食品ロス」軽減への取り組み、「冷凍保存」「食べ切りサイズ購入」を意識。
「食品ロス」を軽減するために取り組んでいることの上位4項目は、「賞味期限を過ぎてもすぐに捨てるのではなく、自分で食べられるか判断する」(63.6%)が最も高く、次に「冷凍保存を活用する」(61.4%)、「残さず食べる」(55.0%)、「小分け商品、少量パック商品、バラ売り等、食べ切れる量を購入する」(48.9%)の順となっている。
上位4項目について、前回の調査から割合が上昇しているのは「冷凍保存を活用する」(58.7%→61.4%)、「小分け商品、少量パック商品、バラ売り等、食べきれる量を購入する」(46.3%→48.9%)。
食品ロス_軽減 (H27年度 消費者意識調査).png

●包装容器にある栄養成分表示を見たことがある人は9割。参考にするのは66%。
食品の包装容器にある栄養成分表示を見たことが「ある」人は89.7%。そのうち、食品購入時その栄養成分表示を「参考にする」人は66.4%、「参考にしない」人は29.5%、「自分で食品を購入することはめったにない」が4.1%となっている。
栄養成分表示_有無(H27年度 消費者意識調査).png

●参考にする栄養成分表示「エネルギー(熱量)」が約9割。「脂質」「食塩相当量」が7割超。
食品購入時、食品の包装容器にある栄養成分表示を「参考にする」人の、各項目の参考程度について。
「参考にする(『いつも参考にする』+『時々参考にする』)」の割合が高い項目は「エネルギー(熱量)」が88.9%と最も高く、次に「脂質」(76.5%)、「食塩相当量」(70.6%)。
一方、「参考にしない(『あまり参考にしない』+『全く参考にしない』)」の割合が高い項目は「飽和脂肪酸」が52.3%と最も高く、次に「たんぱく質」(47.1%)、「炭水化物」(38.9%)。なお、「たんぱく質」は、他の栄養成分に比べ「参考にする」(50.6%)と「参考にしない」(47.1%)の割合が拮抗している。
栄養成分表示_参考度(H27年度 消費者意識調査).png

●機能性表示食品が「どのようなものか知っていた」のは約1割。
保健機能食品について、「どのようなものか知っていた」割合は、「特定保健用食品(トクホ)」が 46.5%、「栄養機能食品」が 20.8%、「機能性表示食品」が 10.5%となっている。
「名前を聞いたことはあったが、どのようなものか分からない」の割合は、「栄養機能食品」(43.6%)が最も高いが、「特定保健用食品(トクホ)」(39.8%)や「機能性表示食品」(38.7%)も約4割となっている。
一方、「知らなかった」の割合は、「機能性表示食品」が49.4%と最も高く、次いで「栄養機能食品」(34.4%)、「特定保健用食品(トクホ)」(13.3%)。
保健機能食品_認知度(H27年度 消費者意識調査).png

●保健機能食品摂取状況、トクホ68.5%、機能性表示食品は44.5%。
各保健機能食品について「どのようなものか知っている」又は「名前を聞いたことはあったが、どのようなものか分からない」と回答した人の、この半年間のそれぞれの保健機能食品の摂取状況は以下の通り。
特定保健用食品(トクホ)を「摂取したことがある」(57.5%)、「継続的に摂取している」(11.0%)、「摂取したことはない」(30.8%)。
栄養機能食品を「摂取したことがある」(52.5%)、「継続的に摂取している」(7.2%)、「摂取したことはない」(39.2%)。
機能性表示食品を「摂取したことがある」(41.2%)、「継続的に摂取している」(3.3%)、「摂取したことはない」(54.1%)。
保健機能食品_摂取の有無(H27年度 消費者意識調査).png

食品ロス問題についての消費者意識は高まっており、「冷凍保存活用」や「食べ切りサイズ購入」を心がける姿勢が見られます。事業者として消費者の意識に応える商品提供方法を工夫すると喜ばれそうです。
義務化された栄養成分表示については、表示を見たことがある人は9割に上りますが、実際に参考にする人は66%となっており、参考とする成分項目にもばらつきがあります。保健機能食品について、機能性表示食品の認知度、摂取状況もこれからというところですが、今後の消費者教育や事業者側からの情報提供によって、正しい理解と商品選択が伸展していってほしいです。


栄養成分表示ハンドブック<東京都>(PDF:5,102KB)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/hyouji/kyouzai/files/eiyouseibun_handbook.pdf

(※)
消費者意識基本調査(消費者庁 平成27年度実施)
http://www.caa.go.jp/adjustments/index_16.html
調 査 項 目
(1)消費生活における意識や行動
(2)消費者事故・トラブル
(3)消費者政策への評価
(4)宅配の受取
(5)食生活における意識や取組
調査対象
母集団:全国の満 15 歳以上の日本国籍を有する者
標本数:10,000 人
地点数:400 地点(376 市区町村)
抽出法:層化2段無作為抽出法
有効回収数(率): 6,449 人(64.5%)
調査時期  平成27年11月5日〜11月29日
調査方法  訪問留置・訪問回収法

≪関連記事≫
・機能性表示食品、用語を「全く知らない」は27%(東京都「都民を対象とした「健康食品」の摂取に係る調査」)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/438081059.html

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posted by Fides at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 顧客サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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