2016年06月29日

夏期一斉食品表示の取締り。保健機能食品、業務用加工食品、輸入米粉製品注意(消費者庁)

食品の表示・広告の適正化を図るため、7月1日より、消費者庁は農林水産省、財務省並びに都道府県・保健所等と連携し、食品表示法、景品表示法及び健康増進法の規定に基づき、全国一斉に食品表示の取締りを行います。
食中毒などの健康被害の発生を防止するため、食品衛生の監視指導の強化が求められる夏期において、この時期に合わせ、食品等の表示の信頼性を確保する観点から、食品表示の衛生・保健事項に関する取り締まりの強化を行うものです。

平成27年度夏期・年末(総括)一斉取締りの結果概要と、今回の監視指導における重点事項について確認します。

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食品表示の適正化に向けた取組について
(消費者庁 平成28年6月23日)
http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/information/pdf/160623_pressrelease_0003.pdf

平成27年度夏期・年末(総括)一斉取締りの結果(平成27年度)
http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/information/pdf/160623_pressrelease_0001.pdf
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【平成27年度夏期・年末(総括)一斉取締りの結果概要】
《食品表示法の措置件数》
夏期:
「命令」「指示」ともに0件。「命令及び指示以外の措置」1,785件。
年末:
「命令」「指示」ともに0件。「命令及び指示以外の措置」1,894件。

《監視指導施設数、違反件数等》
夏期:
監視指導延べ施設数443,386。うち、表示違反施設数1,958。
食品表示法「命令及び指示以外の措置」1,677件。食品衛生法「命令以外の措置」30件。
年末:
監視指導延べ施設数276,711。うち、表示違反施設数2,308。
食品表示法「命令及び指示以外の措置」1,861件。食品衛生法「命令以外の措置」21件。

《収去した食品等の検体数、違反件数等》
夏期:
収去検体数21,393。 うち、違反検体数「食品表示法」125。「その他」5。
違反措置、食品表示法「命令及び指示以外の措置」108件。「法令所管機関へ回付等」5件。
年末:
収去検体数12,911。 うち、違反検体数「食品表示法」45。「その他」1。
違反措置、食品表示法「命令及び指示以外の措置」33件。「法令所管機関へ回付等」1件。
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食品表示法:
食品衛生法、健康増進法、JAS法に規定されていた食品表示に関する規定を統合し、平成27年4月から施行。
命令 :
食品表示法第6条第1項の指示を、正当な理由なく履行しない事業者に対する行政処分(食品表示法第6条第5項)、「食品表示法に基づく命令等の指針」に照らし、食品の回収又は営業停止等を行う行政処分(食品表示法第6条第8項)
指示 :
「食品表示法に基づく指示及び指導並びに公表の指針」に照らし、指導に該当しない場合に行う行政指導(食品表示法第6条第1項)

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【夏期一斉取締りの実施について】
実施時期:平成 28年7月1日から同月 31 日まで
主な監視指導事項:
●アレルゲン、期限表示等の衛生・保健事項に関する表示
●保健機能食品及びいわゆる健康食品の表示
●道の駅や産地直売所、業務用加工食品の表示適正化
●食中毒等の健康被害事案に係る原産地表示調査等の関係機関の連携
●食品表示基準に基づく表示方法の普及・啓発

昨年度の年末一斉取り締まりの監視指導事項を概ね引き継いだ内容となっていますが、今年1月に発生した産業廃棄物処理業者による食品廃棄物の不正転売問題を受け、業務用加工食品の表示適正化が盛り込まれています。

◆不正流通されたカツ等食品について(消費者庁)
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_160115_01.html

今回の監視指導における重点事項について確認します。

1. 保健機能食品の表示の適正化
特定保健用食品等の保健機能食品について、許可又は届出表示の欠落や本来の機能性を逸脱した強調表示がなされていないかなどの監視指導。
機能性表示食品の広告等の留意点を追記した全面改訂版「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について」のパブリックコメント実施。

◆「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について」に関する意見募集について(2016年5月20日 意見募集終了)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=235070029&Mode=1

2. 業務用加工食品の表示適正化について
業務用加工食品として製造された食品廃棄物について、食品表示基準に規定する一括表示の表示事項が表示されない状態で消費者に販売されていたことが判明。
・業務用加工食品の容器包装又は送り状等の表示事項の監視指導を徹底する。
・業務用加工食品であっても、消費者へ販売される可能性のあるものは、一般用加工食品として食品表示基準に定められた消費者向けの表示が容器包装に必要である旨の周知啓発を図る。

◆業務用加工食品の表示適正化について:適正表示の周知用のチラシ
(平成28年1月21日 消費者庁表示対策課)
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/pdf/safety_caution_caa_20160121.pdf

3. 輸入食品のアレルギー表示の徹底について
近年、海外から米粉等を使用した「グルテンフリー」と表示された加工食品が輸入されているが、欧米諸国における「グルテンフリー」表示と、我が国における食品表示基準に基づくアレルギー表示とは基準が異なる。
EU・アメリカ等のグルテンフリー表示:グルテン濃度が20ppm以下。
国内のアレルギー表示:数ppm以上の小麦総たんぱく量を含む。(混入の可能性が排除できない場合については、食物アレルギー疾病を有する者に対する注意喚起表記を推奨。)

・原材料におけるアレルゲンの状況を十分確認の上、適切なアレルギー表示を行う。
・小麦アレルゲンを含む食品に「グルテンフリー」と強調した表示をした場合、景品表示法等の規制上、問題となるおそれがあり。

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表示管理体制をしっかりと見直しましょう。


《関連記事》
・年末一斉、食品表示の取締り。産地直売所、生鮮機能性表示食品も注意(消費者庁)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/430343981.html
・全国一斉、食品表示の取締り。食品表示法の厳正な執行(平成27年7月 消費者庁)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/421326378.html

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posted by Fides at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 法改正・違反情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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