2011年03月07日

ダイエット食品広告の薬事法違反表現

先日、消費者庁が実施した「インターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示の監視」
(※1)で取り上げられた検索キーワードは、ダイエット食品等についての「最高」「絶対」
「究極」等の強調表現、「特許取得」等の行政機関等による許認可等の表現などでした。

前回記事では、上記表現について健康増進法、景品表示法、特定商取引法における虚偽・
誇大表示の解説を行いました。(※2)
もう1つ、事業者さんに関心の高い法律、薬事法の規制について、今回は解説しましょう。

前述の3つの法律では、効果等について虚偽・誇大表示という観点で規制されるのに対し、
薬事法では、食品(※3)に関して医薬品と紛らわしい表示を規制しています。
医薬品等として認められていない健康食品について、たとえば痩身効果として「脂肪を分
解して排出」などと、医薬品的な効能効果を標ぼうすること(医薬品のような紛らわしい
効き目を表示すること)は、国民の健康衛生上問題であるとされるのです。

対象となった痩身効果、豊胸効果の広告表現について、事例を交えながら考えてみましょ
う。

【痩身効果】
●人体に対する作用によって痩せるとした、ダイエット効果はNG!
(不適正事例)
体内に溜め込んだ毒素、油便、宿便を爪ではぎ取るように出し尽くします。
「宿便の排泄」など、人体に対する作用によって痩せるとすることは、医薬品的な効能効
果に該当し、このような効果を標ぼうすることは薬事法違反となります。

他にも以下のような表現も、医薬品的な効果の標ぼうとなり認められません。
・体内に蓄積された脂肪等の分解、排泄
 (不適正事例)脂肪をバラバラに分解し体外に排出します!
・体内組織、細胞等の機能の活性化
 (不適正事例)交感神経を刺激して脂肪分解ホルモンとも呼ばれるアドレナリンの分泌
を促して、体脂肪の分解と燃焼を促進します。
・体質改善
 (不適正事例)痩せるには体質改善「不要なものを身体にためない身体」をつくります!
・その他
 (不適正事例)あなたの食欲をシャットダウンさせる飲み物です。

ただし、「単にカロリーの少ないものを摂取することにより摂取総カロリーが減少し、結果
的に痩せる」といった痩身効果の表現は医薬品的な効能効果の標ぼうとはみなされません。

【豊胸効果】
●商品を食べただけで豊胸効果があると謳うのはNG!

(不適正事例)
新成分○○○の力で…余分な脂肪が胸に移動する。
商品を食べただけで胸が大きくなるなど、特定の製品を窃取しただけで容易に身体の一部
に特異的な効果が表れるとした表現は、医薬品的な効能効果の標ぼうに該当し、薬事法違
反となります。


(※1)ネットショップ ダイエット食品誇大広告の監視結果公表(消費者庁)
http://blog.fides-cd.co.jp/article/188586284.html

(※2)消費者庁の視点!ダイエット食品の不適正広告表現。
http://blog.fides-cd.co.jp/article/188887828.html

(※3)
「野菜、果物、調理品等その外観、形状等から明らかに食品と認識される物」については、
いわゆる「明らか食品」として規制の対象外となります。

≪参考サイト≫
「痩身効果等を標榜するいわゆる健康食品の広告等について」(S60.6.28 薬監第38号)
http://www.pref.osaka.jp/yakumu/kensyoku/kanren_38.html

次回のCS情報局の更新は、3月9日(水)です。

-------------------------------------------------------
◆ショップサイトの表示が法令違反をしていないか気になる方、
ネット通販関連の法律をもっと詳しく知りたい方へ 

ネットショップ法律違反チェック(無料)
http://www.fides-cd.co.jp/category/pub01-01/


◆法に抵触せず、「売れる!」商品説明がしたい方!

法令遵守コピーライティング
http://www.fides-cd.co.jp/category/pub01/
--------------------------------------------------------

-------------------------------------------------
fidesロゴ2.jpg  ネットショップの信頼性をカタチにします
  ECコミュニケーションデザイン フィデス
         http://www.fides-cd.co.jp

        *このサイトのご利用に際して
-------------------------------------------------
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック