2019年11月12日

トクホ広告96件の広告中7件に違反の恐れ。トクホ表示の公正競争規約検討進む (日健栄協 第10回 特定保健用食品広告審査会)

1991 年(平成 3 年)に発足した特定保健用食品制度。
2019年7月現在で1067品目が許可・承認され、市場規模は6432億円(2018年度)となっています。

・2018年度トクホ市場規模6432億円、前年度比微減。販売経路別では通販129.7%増の376億円
http://blog.fides-cd.co.jp/article/465714785.html

公益財団法人 日本健康・栄養食品協会では、2013年度より〈トクホ〉の広告表現の適正化と向上を図ることを目的として「特定保健用食品広告審査会」を過去9回開催しています。
今回、1019 年 7月に実施された第10回審査会の審査結果概要を紹介します。

審査した20社36商品96件の広告中7件で、法令や同協会の適正広告自主基準などへの適合性に疑問があると判定しました。
第1回審査会(2013年10月実施)では審査広告216件中32.4%の70件が「問題あり」でしたが、今回は7.3%まで減少し、広告適正化が大きく進んでいると言えます。

また、同協会では「特定保健用食品の表示に関する公正競争規約」の 2020年度早々の運用開始を目指して、協議会設立準備委員会や表示連絡会などの準備が進められています。

審査結果を確認します。

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2019年11月11日

「ブロリコ」措置命令で見直されるか?健康食品の成分の研究コンテンツによる広告手法の行方

先日の記事では、11月に入って最初の景表法措置命令(優良誤認)となった健康食品「ブロリコ」事案を取り上げました。

ブロリコ事案では、「成分」による免疫力向上、疾病の治療又は予防の効果をうたった「ブロリコ研究所」と称する自社ウェブサイト、冊子、チラシと、最終商品とを結び付かせる手法について、一体となる広告とみなされ処分となっています。

今回の事案が健康食品の広告手法に与える影響について、考えてみました。
ブロリコ1.png

(消費者庁公表資料より)

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2019年11月06日

イマジン・グローバル・ケア、「ブロリコ」成分の研究コンテンツによる広告手法に景表法措置命令

11月1日、消費者庁は、健康食品の製造、販売事業者イマジン・グローバル・ケア(株)に対し、成分による免疫力向上、疾病の治療又は予防の効果をうたった表示について、景品表示法違反(優良誤認)の措置命令を行いました。

「成分」の効能効果をうたったウェブサイト、冊子、チラシと、最終商品とを結び付かせる手法について、一体となる広告とみなされました。

優良誤認は不実証広告規制(※)を用いた処分となっています。
また、チラシに掲載された体験談に対する打消し表示は、認められませんでした。

処分のポイントについて確認します。

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イマジン・グローバル・ケア株式会社に対する景品表示法に基づく措置命令について
 (消費者庁 平成31年11月1日)
https://www.caa.go.jp/notice/entry/017233/
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(※)
不実証広告規制(7条2項)
消費者庁長官は、商品・サービスの内容(効果、性能)に関する表示についての優良誤認表示に該当するか否かを判断する必要がある場合に、期間を定めて、事業者に表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めることができる。
⇒ 事業者が資料を提出しない場合又は提出された資料が表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものと認められない場合は、当該表示は不当表示とみなされる。

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