2018年12月02日

和解に1年、ラッシャーマンの差止請求訴訟。続く、健康食品「通販定期購入」に対する適格消費者団体の差止請求

2017年度の国民生活センターと全国の消費生活センター等に寄せられた「お試し価格からの定期購入」に対するトラブルが18,497件と、2016年度(14,320件)に引き続き増加する中(※)、適格消費者団体による差止請求の動きが活発です。

(※)
2017年度のPIO-NETにみる消費生活相談の概要(国民生活センター 2018年8月8日)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180808_1.html


「サン・クロレラ販売訴訟」を起こした適格消費者団体の「京都消費者契約ネットワーク(KCCN)」が、今回は、(株)ラッシャーマンに対して健康食品販売サイトの定期購入の表示の差し止めを求めた訴訟で、2018年11月13日に和解が成立したと発表しました。

KCCN.png


経緯は以下の通りです。
・2017年11月28日、KCCNはラッシャーマンに対して、問題表示の差止請求を行った。
・それに対して同社は、12月5日に該当表示の削除、改訂および、数回の購入継続が条件となる商品販売形態を変更し、いつでも解約可能な定期購入としていく旨の回答書を送った。
・12月15日、KCCNは、改訂後の表示についても有利誤認となる表示であると判断し、差止請求訴訟を京都地方裁判所に提起。
・訴訟提起後、ラッシャーマンは、その販売方法を複数回の購入を条件とせず、いつでも解約可能な形態へと変更したことから、2018年11月13日に本件訴訟について和解成立。

ラッシャーマンと同時期に(株)ART OF LIFEに対しても、同様の定期購入表示の差し止め請求と訴訟提起が行われていましたが、2018年3月20日に勝訴的和解が発表されています。
ラッシャーマンの事案はART OF LIFEの事案から約8か月遅れての和解となっています。

表示の差し止めを求めた内容を確認します。



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posted by Fides at 12:44| Comment(0) | 法改正・違反情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする