2018年01月06日

アマゾンに不当な二重価格表示で景表法措置命令!表示責任のポイントは?

消費者庁は12月27日に、EC事業者アマゾンジャパン合同会社が供給するクリアホルダー、ブレーキフルード及び甘酒に関する表示に対し、景品表示法の措置命令を行いました。
メーカー希望小売価格より高かったり根拠のなかったりする「参考価格」を表示し、不当な二重価格表示をしたとして有利誤認表示とみなされました。

2017年度の不当な二重価格表示による措置命令は7件目です。
景品表示法上の二重価格表示の注意点について、確認しておきましょう。

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アマゾンジャパン合同会社に対する景品表示法に基づく措置命令について
 (平成29年12月27日 消費者庁)
http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_171227_0001.pdf
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【対象商品】
a)クリアホルダー3商品
(1)プラス クリアホルダー A4 50枚 クリアー FL-170HO-50 88-105
(2)プラス クリアホルダー A4 100枚 クリアー FL-170HO-100 88-106
(3)プラス クリアホルダー A4 200枚 クリアー(FL170HO-100 88-106)×2

b)ブレーキフルード
(4)ワコーズ SP-4 スーパープロフォー ブレーキフルードDOT4及びJIS BF-5 T142 1L T142[HTRC3]

c)甘酒
(5)国菊甘酒 900ml

【表示媒体・期間】
表示媒体:

自社ウェブサイト
表示期間:
a) クリアホルダー3商品 最大平成26年10月1日〜平成29年5月10日までの間
b) ブレーキフルード 平成28年9月5日〜平成29年6月29日までの間
c) 甘酒 平成29年6月16日〜同年7月18日までの間及び同月21日

【違反内容】
表示内容:

a)クリアホルダー3商品 「参考価格:¥4,860」「参考価格:¥9,720」「参考価格:¥19,440」
b)ブレーキフルード 「参考価格:¥4,640」
c)甘酒 「参考価格:¥3,780」
商品の販売価格に、それを上回る「参考価格」を併記することにより、あたかも、「参考価格」は一般消費者がこれを参考にすることにより実際の販売価格の安さの判断に資する価格であり、実際の販売価格が参考価格に比べて安いかのように表示していた
実際:
a) クリアホルダー3商品
製造事業者が社内での商品管理上便宜的に定めた価格であり、一般消費者への提示を目的としていないものであった。
b) ブレーキフルード
製造事業者が設定した本件ブレーキフルードのメーカー希望小売価格よりも高く任意に設定された価格であった。
c)甘酒 
製造事業者が設定した本件甘酒のメーカー希望小売価格よりも高い本件甘酒6本分のメーカー希望小売価格に基づく価格であった。

【表示例】
アマゾン_a.png
アマゾン_b.png
アマゾン_c.png
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posted by Fides at 19:17| Comment(0) | 法改正・違反情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月05日

アマゾンの販売価格戦略、フィデスの2018年の取り組みなど

ビジネスの信頼と品格を大切にする皆様と、FIDESをつなぐコミュニケーションメール『Fides Link(信頼の絆)』No.26を、配信しました!

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INDEX
【1】気になる出来事
  「マーケットプレイスの巨人アマゾンの価格戦略の行方」
【2】フィデスの2018年の取り組み

【3】久保京子の近況報告
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「気になる出来事」では、昨年末、アマゾンが米国でスタートした出品者の商品を割引販売する「Discount Provided by Amazon」という新しい割引プログラムや、販売価格をめぐる問題についてお伝えしています。

内容は、こちらからご覧いただけます。
バックナンバー https://d.blayn.jp/bm/p/bn/list.php?i=fides_mail&no=12&m=1289


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マーケットプレイスの巨人アマゾンの価格戦略の行方

オンライン・マーケットプレイスの巨人アマゾン。
2016年度のネット販売実施企業EC売上高ランキングでは、アマゾンジャパンは2位以下の企業を大きく引き離してトップ、前年比17.6%の増収となり売上高1兆円を突破しました。
(2位ヨドバシ、3位スタートトゥデイ 「月刊ネット販売」による売上高調査「ネット販売白書」)
Amazonロゴ.png
「顧客第一主義」を行動指針に掲げて躍進を続けるアマゾンですが、昨年末、販売価格をめぐる問題が報じられたことに注目しています。

昨年11月の海外報道で、アマゾンが出品者の商品を割引販売する「Discount Provided by Amazon」という新しい割引プログラムが米国でスタートしたと報じられました。
内容は以下のようなものです。

・アマゾンの値下げはこれまで、同社が自社で仕入れ、直接販売する商品だけが対象だった。
・マーケットプレイスで商品を販売する販売事業者の商品価格を引き下げて(最大9%)販売し、その差額はアマゾンが負担する。
・マーケットプレイスで扱う全アイテムではなく、アマゾンのフルフィルメントサービス「FBA(Fulfillment by Amazon)※」を利用して販売している商品が対象となっているもよう。プログラムの退会も可能。
※FBA
販売事業者が物流倉庫代と配送手数料をアマゾンに支払って物流業務を委託するプログラム

この値引き販売プログラムは米国で始まったものですが、アマゾンジャパンでは、これまで「最安値保証契約」というものがあり、これが独占禁止法違反の疑いがあるとして公正取引委員会の調査を受け、昨年6月に契約内容を全面的に見直したという経緯があります。

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posted by Fides at 07:00| Comment(0) | 顧客サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする